QS世界大学ランキング MITが11年連続首位も米大学は下落傾向

マサチューセッツ工科大学(MIT)/Getty Images

英大学評価機関クアクアレリ・シモンズ(QS)による世界大学ランキングでは今年、米マサチューセッツ工科大学(MIT)が11年連続の首位となった。

ランキングでは、世界各国の1418校が順位付けされた。トップ20の約半数(9校)は米国の大学だったが、一方で米大学全体の順位は後退した。ランキング入りした米大学201校のうち、半数以上(103校)が前年から順位を落とした。前年と同順位だったのは44校、順位が上昇したのはわずか29校だった。25校は今年新たにランクインした大学だ。

今年のトップ20校は以下の通り。

1位 マサチューセッツ工科大学(米国)
2位 ケンブリッジ大学(英国)
3位 スタンフォード大学(米国)
4位 オックスフォード大学(英国)
5位 ハーバード大学(米国)
6位タイ カリフォルニア工科大学(米国)
6位タイ インペリアル・カレッジ・ロンドン(英国)
8位 ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(英国)
9位 スイス連邦工科大学チューリヒ校
10位 シカゴ大学(米国)
11位 シンガポール国立大学
12位 北京大学(中国)
13位 ペンシルベニア大学(米国)
14位 清華大学(中国)
15位 エジンバラ大学(英国)
16位タイ スイス連邦工科大学ローザンヌ校
16位タイ プリンストン大学(米国)
18位 エール大学(米国)
19位 南洋理工大学(シンガポール)
20位 コーネル大学(米国)
(編集部注:日本の大学の最高位は東京大学の23位)

QSのランキングは今年が19回目。以下の6指標で各校を評価した。(かっこ内の%は評価で重視される割合)

1. 学術界での評判(40%、高等教育の専門家へのアンケート調査に基づく)
2. 雇用者からの評判(10%、学生のキャリア形成に大学がどれだけ貢献しているかについてのアンケート調査に基づく)
3. 教員・学生の比率(20%、教員数を学生数で割って算出)
4. 論文の被引用数(20%、過去5年間に大学の研究論文が引用された総数を教員数で割って算出)
5. 留学生の割合(5%、全学生数に対する外国人の割合)
6. 外国人教員の割合(5%、全教員数に対する外国人の割合)

編集=遠藤宗生

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