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2022.06.16

ビットコインが暴落しても業界のプロが楽観的な理由

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楽観的になれる理由


しかし、多くの不安にももかかわらず、この分野の投資家は、2018年から2019年の冬の時期よりも今はまだ、楽観的なように見える。「あの当時は、多くの投資家や開発者の間に、暗号通貨の価格はもう、2017年の高値には戻らないのかもしれないという不安があった」と、Hack VC のパックは語る。しかし、その不安は、ビットコインの価格が2020年12月にその3年前のピークを超え、2万ドルを突破したときに吹き飛んだ。

パックや他の投資家たちは今、数年前と比べれば暗号通貨のユースケースが多様化し、ユーザーが増えたことで、この業界がより強固になったと考えている。

例えば今、デジタルアートの所有権を売買するNFTは数百万人の買い手を集めている。さらに、暗号通貨を預け入れた投資家に高い利回りを約束するDeFi(分散型金融)のアプリケーションも、中にはセルシウスのような事例もあるものの、着実な成長を遂げている。

暗号通貨の価格が回復するためにはまず、株式市場の回復が必要だと言う人もいる。「まずはリアルな資金が株式市場に戻り、その後にビットコインの相場が回復する」と、取引やレンディング、カストディサービスを提供する大手ブローカー企業Genesisの幹部のジョシュア・リムは話す。

クリプトの財務モデリングプラットフォームGauntletのCEOのTarun Chitraも同じ意見だ。「暗号通貨とグロース株の相関関係は、今後の12~18カ月間続いていくだろう」と彼は述べた。

編集=上田裕資

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