「イカゲーム」が賞金6億円のリアリティ番組に、参加者を公募

Netflixは世界中で大ヒットした「イカゲーム」の第1話に登場する巨大ロボット人形のレプリカをソウルのオリンピック公園に設置した(2021年10月)(Photo by Chung Sung-Jun/Getty Images)

Netflixは世界中で大ヒットした「イカゲーム」の第1話に登場する巨大ロボット人形のレプリカをソウルのオリンピック公園に設置した(2021年10月)(Photo by Chung Sung-Jun/Getty Images)

ネットフリックスは6月14日、大ヒットを記録した韓国ドラマ「イカゲーム」にインスパイアされたリアリティ番組「スクウィッド・ゲーム:ザ・チャレンジ(Squid Game: The Challenge)」の制作を発表した。

この番組は、世界中から465人の英語を話すプレイヤーたちを集めて撮影され、賞金として456万ドル(約6億1600万円)が用意されるという。ネットフリックスによると、この番組は出演者の人数と賞金額の2つで、テレビ史上最大のリアリティ番組になるという。

ニュースサイトVarietyによると、参加者はドラマの「イカゲーム」にインスパイアされた競技にチャレンジするが、募集サイトには「ドラマとは異なりすべてのプレイヤーは無傷で家に帰れる」という記載がある。

多くの人がTwitterで、このリアリティ番組のトーンダウンを指摘した。

ドラマの「イカゲーム」は、経済的苦境に直面する人々が、大金を得るために生死をかけたゲームに挑戦するという内容であるため、ツイッター上では今回のリアリティ番組に対する批判的な声も出ている。

昨年9月に配信がスタートした「イカゲーム」は、最初の28日間で16億5000万時間の再生時間を達成し、世界中で大ヒットを記録していた。

ネットフリックスは「イカゲーム」のドラマのシーズン2の制作を13日に正式にアナウンスし、ファン・ドンヒョク監督は、俳優イ・ジョンジェが演じる主人公ギフンが、新たなエピソードに戻ってくると述べた。1月に同社のテッド・サランドスCEOは「イカゲームの世界は始まったばかりだ」と述べ、シリーズの拡大を示唆していた。

ネットフリックスは、ここ最近加入者の減少に直面しており、先月はレイオフに踏み切ったことなどを考えると、巨額の賞金を用意したことは驚きに値する。

編集=上田裕資

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