7人のメンバーらは、1時間に及ぶユーチューブのビデオで、バンドや個々のアーティスト活動への希望を語った。
メンバーのVは「解散はしない」と断言し、「しばらくの間ソロ活動に専念する。その後、再びみんながグループとして集まれば、他に類を見ないシナジーを発揮できる」と語った。
ジョングクは「いつか戻ってくることを約束する」と述べ、「成長するための時間が必要だということを理解してほしい」とファンに呼びかけた。
今回のバンドの活動休止の発表の前に、J-HOPEは7月にシカゴの音楽フェスティバル「ロラパルーザ」のヘッドライナーを務めることを発表し、ジョングクは12日にソロシングルの「My You」をリリースしていた。
BTSの活動休止は、2019年以降で3回目となる。彼らは昨年末に「2度目のオフィシャルな長期休養」を宣言し、家族と休日を過ごし、新しいチャプターに備えると述べていた。
昨年はシングル「Butter」で全米1位を獲得したBTSは先週、新曲3曲と大ヒット曲を収録したアンソロジーアルバム「Proof」をリリースした。さらに、5月31日にはホワイトハウスを訪れ、バイデン大統領とアジア人へのヘイトクライムなどについて語り合っていた。
BTSファンの間からは早くもグループとしての活動の再開を待ち望む声があがっているが、ボーイズバンドの活動休止が、いつも再結成で終わるとは限らない。英国のワン・ダイレクションの場合は、2015年にゼイン・マリクが脱退し、残されたメンバーのハリー・スタイルズ、リアム・ペイン、ナイル・ホーラン、ルイ・トムリンソンらが、ソロプロジェクトに専念するために「長期的な活動休止」を発表したが、いまだにグループとしての活動は再開していない。
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