ファッションの循環型設計をサステナブルファッション賞に導入し、イタリアのファッション業界の課題の最上位に位置づける。
サステナブルファッション賞は循環型設計がファッションを再定義する方法を強調し、世界中のクリエイターに再生可能な循環型設計を促すプラットフォームを提供するとしている。
9月25日にミラノで開催される受賞式は12分野に分かれ、サステナブルで循環型のイノベーションに焦点を当て、変革に向けて行動するクリエイターを表彰する。
エレン・マッカーサー財団の創設者兼理事長のデイム・エレン・マッカーサー氏は、「当財団は、サステナブルファッション賞でCNMIと協力できることを嬉しく思います。この世界的イベントは、業界全体のクリエイターの貢献と努力に注目します。循環型経済賞は、廃棄物や汚染を排除し、製品や素材を循環させ、自然を再生する産業を構築することによって、ファッションの未来を再定義する革新と循環型設計の先進事例を称えます。イタリアの高級ファッションを中心としたCNMIのネットワークと産業・環境・社会の持続可能性の最高水準を目指すCNMIの活動により、当財団が掲げる循環型ファッション産業のビジョンを主流にする提携が誕生したのです」と述べた。
CNMIは同財団のネットワークにパートナーとして参加しており、同財団の書籍「Circular Design for Fashion」の出版にも協力した。同書は、ファッションが循環型経済へ移行する可能性が大きいことを認識し、製品・サービス・システムを再構築する役割を担うクリエイターに敬意を表して出版された。
循環型設計を用いて、より多く使われ、再びつくられ、安全でリサイクル・再生可能な原料からつくられた製品をつくれば、廃棄物や汚染などの地球規模の問題に対してソリューションとなる産業を推進できるだろうとの見解を同財団は示した。
【参照サイト】
・Foundation partners with Camera Nazionale della Moda Italiana to bring the circular economy to the CNMI Sustainable Fashion Awards
・Camera Nazionale della Moda Italiana
※この記事は、2022年6月にリリースされたCircular Economy Hubからの転載です。