ライフスタイル

2022.06.12 12:00

どのシーンにも合うジープ最強車が日本に上陸


後ろから見たグラディエーター

もうひとつのメリットはやはり、広い荷台。ベッドの内寸は、奥行きが1,531mm、最大幅が1,442mm、ホイールハウス間の幅が1,137mm。細部に至るまで耐傷性、耐食性を高めるベッドライナーが施されているので、何を載せてもいいって感じ。4人がちゃんと乗れて、広い荷台があるジープに乗りたい人は結構いるんじゃないかな。今、日本でもキャンピングなどが流行っているしね。

当初、こんな特殊な車両が出ると聞いたインポーターFCAの正規販売店は、商品としてほとんど興味を示さなかったらしいけど、2018年のロサンゼルス・オート・ショーでアンベールされ、その迫力と魅力が市場に伝わったとたん、国内のディーラーからも多くの要望の声が上がったという。その読みは正しかったようだ。というのは、当初の輸入枠となった400台は一気に完売。ちなみに、ジープは「日本で一番売れているアメリカ車」と一応言っておこう。ファンベースが根強いのだ。

ビルを背景に横から見た

グラディエーターの内装は、こんな巨大でマッチョなオフローダーにしては、デザインがお洒落。いうまでもなく、ベースとなるのは外観からも分かるとおり、現行型の「ラングラー」。でも、お洒落というより、普通のグレードのデザインは割とプレーンだけど、お洒落なセレクションもできると言った方が良い。

僕が乗ったのは、ダッシュボードが黒とグレーでアルミのアクセントが入り、シートはベージュ色と落ち着きのある組み合わせ。黒と赤のコンビもあるので、色選びで遊べる。

運転席の写真

センターコンソールに備わるシフトセレクターとトランスファーレバーはレザー巻きで、ステッチが入るのでシック。シフトレバーの上に「グラディエーター」の絵が格好良く刻まれており、そして分かりやすいように、4WDの、HIとLOレンジの切り替えスイッチの周りは濃い赤で染めている。センターのタッチスクリーンは使いやすいし、エアコンなどの物理的なスイッチが有難い。
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文=ピーター ライオン

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