3. 金曜のハッピーアワーを復活させる(たとえバーチャルでも)
ロックダウンの規制により、我々は家に引きこもることを余儀なくされた。仕事帰りに軽く飲みに行くこともなくなった──それも突然に。社員がいる場所はバラバラで、直接会うことはほとんど不可能だ。だからといって、テーマ別のバーチャル・ハッピーアワーができないわけではない。
テーマを設けることは、人を集めるのに最適な方法だ。また、テーマのある集まりは、会議と、チームビルディングの時間の区別をつけることにもつながる。だが、テーマがなくてもいい。バーチャル・イベント・プラットフォームの「Hoppier」からアイデアをいくつか紹介しよう。
・バーチャル・ハッピーアワーは、全員が参加できる時間帯にスケジュールすることで、FOMO(取り残される不安)を回避する。時間帯によっては、全員が参加できないこともありえるが、できる限りベストを尽くそう。また、毎月時間を変更して、少なくとも隔月で全員が参加できるようにするのもいい。
・飲み代の支払いにはギフトカードを使う(ギフトカードは、電子メールやHoppierのようなプラットフォームを使って簡単にバーチャル化できる)。
・会話の中身は軽めに。チームメンバー間のコミュニケーション構築のための集まりであることを忘れないでほしい。気楽にいこう。仕事の話はしない。簡単な話題で会話を始めよう。
4. コミュニケーションは過剰なくらいに
対面、完全リモート、あるいはその中間で従業員同士がコミュニケーションすることは重要だし、話し続けることが大切だ。同僚や従業員、上司が、自分の言いたいことを理解していると思ってはいけない。口頭でのコミュニケーションを行った後で、電子メールやメッセージで素早くフォローアップしよう。プロジェクト管理システムをアップデートしよう。
5. 一緒に学ぶ
他の人に教えたり、個人指導をするように頼まれた学生は、その内容をより深く理解しようと努力することが研究で分かっている。これを「プロテジェ(protégé:「指導を受ける側」の意味)効果」という。
例えば、ライティング代行会社では、ライターたちに文法を教え合うよう依頼することができる。毎週ひとりが、文法に関連するトピックをグループに教えるわけだ。これは、従業員にとって素晴らしい学習ツールになる。また、応援や(バーチャルな)激励・称賛も、コミュニケーションを促すのに役立つ。
以上、コミュニケーションの障害を克服し、職場でチーム精神を育むためのクリエイティブな方法をいくつか紹介してきた。互いが同じオフィスで仕事をしていようと、地球の裏側にいようと、チーム精神を育むよう、工夫していきたいものだ。