ビジネス

2022.06.19

ハイブリッド環境でコミュニケーションを育む5つの方法

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現在の職場環境は、パンデミック以前とかなり変わってしまった。在宅勤務を続ける人は多いし、記録的な数の従業員が離職し続けている。おまけに、対面でのやり取りはZoomに取って代わられた。少なくともデジタルでは、かつてないほどつながっているとしても、我々は人とのつながりをなくしてしまった。

デジタル世界に暮らすようになって、我々は忍耐力を失った。すぐに答えがほしいし、あっという間に結果を得たいと思う。米国人は、1日推定7時間は画面を見つめて過ごしているのだから、孤立していると感じるのも無理はない。

この孤立感と、画面を見て過ごす時間が、我々から人間性を奪っているのだろうか? 面と向かって会話できない状況下で、協力してプロジェクトの目標を達成するにはどうしたらよいのだろう?

職場での効果的なコミュニケーション方法を学ぶことは、チームとして働き、プロジェクトや会社の目標を達成するうえで最も重要なことだ。ここでは、企業が職場のコミュニケーションを改善できるクリエイティブな方法をいくつか紹介する。

1. 「Slack」を使用する
Slackでは、チャンネルと呼ばれる異なるトピックを設定できる。チャンネルは、チームメンバー間のコミュニケーション用に使われることが多いが、チームビルディングを促進するためも使える。

使い方はこうだ。たとえば、エクササイズのチャンネルを設定したとする。そのチャンネルに参加したい社員は、厳しいトレーニングを終えたときや、フィットネスの目標を達成したときに称賛を送るなど、フィットネス関連のトピックについて話し合う。レシピのチャンネルでは、キッチンで思いついたアイデアを交換できる。可能性は無限大だ。

2. 「Donut」アプリをSlackと連携させる
「Connect around the watercooler, anywhere(どこでも、井戸端会議でつながろう)」がキャッチフレーズの「Donut」は、有意義な人間関係を築くために設計されている。たとえば、「connect around the(virtual)watercooler("バーチャル"井戸端会議でつながろう)」機能は、偶発的な会話のきっかけを与えるように設計されている。

井戸端会議の話題としては、「最近、繰り返し聴いている曲は?」のようなものだ。本日のトピックでは、「あなたの好きな○○は?」というような問いかけがあり、誰かが空白部分を埋める。Donutでは、この2つの例よりもずっと強力なことができる。ぜひチェックしてみてほしい。
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翻訳=藤原聡美/ガリレオ

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