国内外で58の施設を手がける星野リゾートの中で、「OMO(おも)」は、「旅のテンションを上げる新しい宿泊体験」を掲げる都市型ホテル。都市の宿泊においては、「寝るだけだから、アクセス重視」という選択がされがちだが、ホテルでもきっちりと楽しめるようにコンテンツに力を入れている。
その最新作としてオープンしたのが、OMO7大阪だ。「ほれてまうわ、なにわ」というコンセプトのもと、大阪ならではの食文化を楽しめるコース料理やカフェを展開するほか、「めっちゃ串カツどっぷりツアー」「ほないこか、ツウな新世界さんぽ」などの「なにわラグジュアリー」な体験を提供する。
4月某日、篠原がパーソナリティを務める全国のJFN系列で放送のラジオ番組『篠原ともえ「Making」』に、星野がゲスト出演。制服づくりのストーリーから経営までを語り合った。
篠原:星野リゾートでは、星のやのほか、温泉旅館の界、リゾナーレ、OMO、BEB(ベブ)などたくさん展開されてますよね。私はこれまで、星のや富士(山梨)や星のや軽井沢(長野)、そして界 川治(栃木)に行ったことがありますが、川治では和紙づくりなど土地に根付いた体験ができるのがおもしろかったです。
星野:観光地は、実は東京周辺の観光地の方が有利なんです。距離が近いと移動時間が短く交通費も安くて、行きやすい。なので、いかに東京から遠い観光地でも来ていただけるようにできるかが私のテーマです。
「界 川治」に関していえば、栃木には鬼怒川という有名な温泉街がありますよね。みなさん鬼怒川までは行きますが、その先の川治にはなかなか行かない。ですから、鬼怒川から一歩先へ行くことのメリット、価値を創り出すことを大事にしています。
篠原:なるほど。まさに、いろんな体験ができるから界 川治にしたんです。家族って新しいことをすると会話がすごく増えるんです。未知の体験が会話のきっかけになり、泊まっているリラックス感もあって、特別な時間になりました。
星野:普段と違う体験が、普段と違った会話に導いていく仕掛けなのかもしれないですね。
篠原:では今回、どうして大阪にホテルを作ろうと思ったんですか?
星野:星野リゾートは元々温泉旅館なので、温泉地やリゾート、スキー場の運営をしてきました。ただ、観光客の数だけを見ると実は温泉地やスキー場に行く数よりも、都市に行く人、都市観光のほうが数は多くいます。
篠原:それは意外! 旅行というと離れた地方に行くみたいなイメージがありますけどね。