出井さん、本当にありがとうございました。
サントリーホールで、「出井です。こんばんは」と言って、またふらっと会場にお越し下さるような気がしてなりません。
今、私は、出井さんが大好きだったピアニスト、ソコロフのショパンのノクターン第20番(遺作)を聴いています。
出井さんが「自分に戻れる」と仰っていた曲。
ゆっくり天国で聴いていらっしゃいますか。
出井さんのSONY時代を支えた曲は何ですか?と伺ったら「モーツァルトのレクイエム。この曲には人間の全てが詰まっている、凄い曲だと思う。自信と決断と生きるエネルギーをくれる」とお話し下さいましたね。
ブラームスのピアノ協奏曲第2番が好き。メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲は永遠の憧れ、と、いつも音楽談義は尽きず。
時に私が仕事であちこちに頭をぶつけていると、「自分が仕事にのめり込みすぎると人に対して寛容になれなくなる時があります!一回り大きくみましょう、Gucci愚痴の会でもやりましょう」と、ユーモアを交えながら、しっかりご指導くださいました。
いつか、出井さんが天国から微笑んで下さるような演奏会を企画したいと思います。
出井さん、本当にありがとうございました。