受賞した時のコメントは我々のその後の事業戦略をそのまま言い当てるものでした。翌年から私も審査員になり、毎年EOYでは刺激を受けさせていただきました。ご逝去の報を受けて、誠に残念に思います。
物作りとデジタルの組み合わせを早く提唱され、多くの経営者、起業家は出井さんから多くの刺激を受けたと思っています。
以下がEOYでの出井さんのコメントです。
審査委員長 出井伸之氏による総評
例年にないほどの接戦の審査となりましたが、「グローバル」という視点において、高岡氏に世界大会でも活躍してもらいたいという想いから今回の結果となりました。
技術の変化は、必ずパラダイムシフトをもたらします。この25年はインターネットの時代でしたが、残念ながら日本から世界を驚かせるような企業は現れませんでした。しかしそんな中でも「メイドインジャパン」の良さは世界的に認められており、今後はインターネットと日本の得意なモノづくり、そこにAIやビッグデータといった技術が組み合わさることで、新しいビジネスモデルを作る時代になってきていると感じています。日本は次の波に乗り、世界的な企業を生み出していかなくてはなりません。このアワードを通じて、今後も時代の変化にチャレンジする企業を輩出していければと思います。
出井さんはとても素敵な方で、会合では美女に囲まれていました。美女に囲まれても、経営者の雰囲気をそのまま出せる日本人経営者は少ないと思います。
そういう意味でもグローバルに通じる経営者だったと思います。