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2022.06.08

離婚したビル・ゲイツ夫妻、世界の超富裕層イベントで再会

ビル・ゲイツ夫妻(CBS Photo Archive / Getty Images)

世界の超富裕層236人が、自分の財産の半分以上を慈善事業に寄付することを誓約する「ギビング・プレッジ(Giving Pledge)」のメンバーらが先週、カリフォルニア州オーハイのリゾート地に集まり、3年ぶりの対面式のイベントを行った。

匿名の出席者の証言によると、今回のイベントでは、同団体の創設メンバーであるビル・ゲイツとメリンダ・フレンチ・ゲイツの2人が、豪華ホテル「オハイ・バレー・イン」で行われたレセプションで出席者らを歓迎したという。彼らは2021年の離婚を振り返りつつ、離婚が慈善活動の妨げにはなかったと述べたという。

2010年にビル・ゲイツらとともにこの団体を立ち上げたウォーレン・バフェットは、今回の会合に出席しなかった。8月末に92歳になるバフェットは、新型コロナウイルスへの懸念から、参加を見合わせたと考えられている。

今回のイベントには、エアビーアンドビーの共同創業者のネイサン・ブレチャージクや、23andMe共同創業者のアン・ウォジスキ、カーライル・グループ共同創業者のデビッド・ルーベンスタイン、石油・銀行王ジョージ・カイザー、不動産王のニコラス・バーグルエンなどの、推定100人の富豪が出席したとされる。

ジェフ・ベゾスの元妻で、近年最も活発な慈善活動家の一人となったマッケンジー・スコットも参加を見合わせた模様だ。

イベントでは、多世代間の寄付や、社会変革を支援する慈善活動などに関するパネルが開催され、参加者は、特定の領域の慈善活動を選択した経緯などについて語ったとされる。講演者の一人のアマンダ・レンテリア(Amanda Renteria)は、約20年間、政治や行政の仕事に携わった後に、2020年に政府向けのデジタルサービスを構築するNPO「Code For America」のCEOに就任していた。

編集=上田裕資

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