アップルはここ最近の広告で、「あなたの次のコンピュータはコンピュータではない」と述べているように、iPad Proが多くの普通のラップトップよりもパワフルであることは事実だ。しかし、iPadをMacBookのように使う場合に課題となるのが、マルチタスクの問題だった。
ガーマンによると、アップルが新たに発表するiPadOS 16には「複数のアプリの管理や、タスクの切り替えを容易にする、マルチタスクインターフェースが導入される」という。
「新たなOSでは、アプリのウィンドウサイズの変更や、複数のアプリを同時に使用する際の使い勝手が向上する」とガーマンは述べている。筆者は、このアップグレードがiPadの生産性を大きく高めるものになると考えている。
M1チップが搭載された最新型のiPadのハードウェアは非常にパワフルだが、ソフトウェアの使い勝手が追いついていないという指摘があがっていた。今回のiPadOS 16は、そのような不満を解決するものになりそうだ。
ガーマンは、この発表が今回のWWDCで最も注目を集めるものの1つになりそうだと述べている。アップルはまず、開発者向けのベータ版をリリースした後、秋には正式版をリリースする見通しという。