企業が優秀な従業員候補を引き寄せ、つなぎとめるためのサポートができるアドバイザーは、高額報酬を払うクライアント企業も引き寄せられるだろう。
高額報酬を払うクライアント企業とはどういうものだろうか。定義的に言えば、もしアドバイザーが提供するサービスに対して1万ドル以上の報酬を設定するのであれば、高額報酬を払うクライアントをターゲットとしていると言えるだろう。こうしたクライアントを獲得する最良の方法は、「ビジネスリーダーが求めるもの」を得られるように支援することだ。
2022年に求められるものを考えた時、ビジネスリーダーが抱える課題のトップには、人手不足を反映して、人材のつなぎとめや採用に関する問題がある。ビジネスリーダーたちはどうやって、今の状況下でチャンスをつかもうとしているのだろうか?
世界各国のビジネスリーダーを対象に、コンファレンスボード(全米産業審議会)が年に1度実施している「Cスイート・アウトルック(C-Suite Outlook)」の2022年版が発表された。この報告書は、世界各国の1614人の経営幹部(うち917人は最高経営責任者=CEO)の見解を集約したものだ。
通算23回目となる今回の調査報告では、ビジネスリーダーの懸念事項としてインフレ、人手不足、サプライチェーンの混乱そして仕事文化の変貌が上位を占めた。
今回のCスイート・アウトルックには、ビジネスリーダーが直面する外部からの圧力要因や、こうした圧力要因が成長戦略に与える影響が詳述されており、さらにハイブリッド型勤務形態のメリットとリスクに関するビジネスリーダーの見方についても考察がある。
トップクラスの人材を確保したいと考えるビジネスリーダーが頼りにする人物の1人が、インテューティブ・ウェブサイツ(Intuitive Websites)のデジタルマーケティング・ストラテジスト、トマス・ヤング(Thomas Young)だ。
同氏は、ヴィステージ・インターナショナルが運営するCEOピアグループの講師を務めるほか、デジタルマーケティングやウェブサイトのユーザビリティに関する講演で全米を飛び回っている。セミナーやウェビナー、さらに自身がホストを務めるポッドキャストでも、多くの人を相手に、インターネットマーケットに関するレクチャーを行なっている人物だ。