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2022.06.03

ナイキ創業者がNBAのブレイザーズに買収提案、2600億円

Getty Images

ナイキの創業者のフィル・ナイトが、 米プロバスケットボールNBAの「ポートランド・トレイルブレイザーズ」に買収提案を行った模様だ。ESPNとニューヨーク・タイムズ(NYT)が6月2日、匿名の情報筋から得た情報として報じた。

提案された金額は20億ドル(約2600億円)以上とされている。

ESPNとNYTによると、買収交渉にはMLBのロサンゼルス・ドジャースの一部を保有するアラン・スモリニスキーも参加しているという。

フォーブスは、トレイルブレイザーズ価値を2021年10月の時点で20億5000万ドルと見積もっていた。買収交渉は現在進行中であり、プロスポーツチームの買収は時間がかかることで有名だとESPNは指摘している。

フォーブスはナイトとその家族の保有資産を473億ドルと試算している。資産の大半はナイキの株式によるものだ。

NBAチームの買収は、2019年にアリババの共同創業者でビリオネアのジョセフ・ツァイ(蔡崇信、Joseph Tsai)がブルックリン・ネッツを33億ドルで買収して以来となる。トレイルブレイザーズは、マイクロソフト共同創業者のポール・アレンが所有していたが、2018年に彼が亡くなって以降は、家族の財団が所有している。

現在84歳のナイトは、2012年にバスケットボール競技の偉大な指導者や選手、特別功労者らの栄誉を称える「ネイスミス・メモリアル・バスケットボール(The Naismith Memorial Basketball Hall of Fame)」の殿堂入りを果たしていた。

編集=上田裕資

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