提案された金額は20億ドル(約2600億円)以上とされている。
ESPNとNYTによると、買収交渉にはMLBのロサンゼルス・ドジャースの一部を保有するアラン・スモリニスキーも参加しているという。
フォーブスは、トレイルブレイザーズ価値を2021年10月の時点で20億5000万ドルと見積もっていた。買収交渉は現在進行中であり、プロスポーツチームの買収は時間がかかることで有名だとESPNは指摘している。
フォーブスはナイトとその家族の保有資産を473億ドルと試算している。資産の大半はナイキの株式によるものだ。
NBAチームの買収は、2019年にアリババの共同創業者でビリオネアのジョセフ・ツァイ(蔡崇信、Joseph Tsai)がブルックリン・ネッツを33億ドルで買収して以来となる。トレイルブレイザーズは、マイクロソフト共同創業者のポール・アレンが所有していたが、2018年に彼が亡くなって以降は、家族の財団が所有している。
現在84歳のナイトは、2012年にバスケットボール競技の偉大な指導者や選手、特別功労者らの栄誉を称える「ネイスミス・メモリアル・バスケットボール(The Naismith Memorial Basketball Hall of Fame)」の殿堂入りを果たしていた。