チョコレートブランド「メゾンカカオ」クリエイティブの原点を聞く

石原紳伍 メゾンカカオ創業者兼カカオディレクター


石原紳伍のある1日


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▶︎包丁
大きい包丁は福井の高村刃物製作所で購入。小さい包丁は静岡の老舗鮮魚店「サスエ前田魚店」の前田さんにいただいたもの。人生初の“魚との格闘の日々”は、新しい感覚を芽生えさせてくれます。

▶︎ハマっていること

『スラムダンク』を読み返すこと。

▶︎日々欠かさないこと
ランニングと、専用のトレーニング。クーベルチュールを食べる。

▶︎オススメの映画
『インビクタス/負けざる者たち』。南アフリカ代表のラグビーチームが人種対立の壁を乗り越え、W杯で優勝するまでを描いた作品で、観るたびに心震えます。

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▶︎クーベルチュール
コロンビアの自社管理農園で栽培しているカカオでつくったクーベルチュール。毎朝ひとかけら食べることで、その日の自分の舌の状態や体調を確認しています。



21歳 ターニングポイント
帝京大学4年生のときに同大学初の「学生コーチ」に任命された。中学からラグビーを始め、高校は名門・大阪工業大学附属高校に進学、ラグビー推薦で帝京大学に入学した身としては、表舞台からの完全引退は正直つらかった。しかし、裏方として監督と一緒にチームの育成に徹した結果、人には相応の役割があると知り、視野も広がり、世界観が大きく変わった。

23歳 リクルートHDに入社

26歳 年間新規顧客の社内ギネスとなる1300件を達成

31歳 鎌倉に「ca ca o」を創業

32歳 コロンビアの自社管理農園でカカオ栽培に挑戦。現地のパートナー企業とともに学校建設プロジェクトを始動(2019年に新校舎完成)

35歳 「G20大阪サミット」「即位の礼」の際の各国元首への機内手土産に選出。カカオレストラン「ROBB」をスタート

36歳 「ROBB」のメニューを、鎌倉野菜のフルコースから、魚とカカオのマリアージュを追求したフルコースへと変更


いしはら・しんご◎1984年、大阪府生まれ。帝京大学卒業。日本通運からリクルートホールディングスに転職し、企画営業、ブランドクリエイティブ、社長秘書を経験。2015年、チョコレートブランド「ca ca o」(現メゾンカカオ)を創業。

構成=堀 香織 写真=yOU(河崎夕子)

この記事は 「Forbes JAPAN No.093 2022年月5号(2022/3/25発売)」に掲載されています。 定期購読はこちら >>

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