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2022.06.02

フェイスブックの栄光を支えたサンドバーグがCOOを退任へ

メタ(旧フェイスブック)COOのシェリル・サンドバーグ(Getty Images)

メタ(旧フェイスブック)のCOOのシェリル・サンドバーグは6月1日、今秋に同社を退任するとフェイスブックの投稿で発表した。彼女は今後、自身の財団の活動と慈善活動に専念し、家族と過ごす時間を増やす予定だが、メタの取締役会には残るという。

複数のメディアが、サンドバーグの後任はメタの最高成長責任者(チーフ・グロース・オフィサー)であるハビエル・オリバン(Javier Olivan)が務めると報じている。

2013年に書籍『Lean In』を出版したサンドバーグは、退任の発表の中で、「ソーシャルメディアをめぐる議論」はフェイスブックの初期から「認識できないほど変化した」と述べ、「控えめに言っても簡単なものではなかった」と付け加えた。

ザッカーバーグは、サンドバーグのそばで働けなくなる日が来るのは「悲しい」としながらも、「彼女が会社を築くためにしてくれたことの全てに感謝している」と述べた。

「2008年にこの仕事に就いたとき、私は5年間この役職を務めることを望んでいた。それから14年が経過した今、人生の次のチャプターに向かう時が来た」と、サンドバーグは自身のフェイスブックに投稿した。

ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は4月に、サンドバーグに関するスキャンダルを報じていた。記事によると、彼女はデイリー・メールのオンライン版に、元交際相手のアクティビジョン・ブリザードCEOのボビー・コティックに関する記事を掲載しないよう圧力をかけたという。サンドバーグは、フェイスブックやアクティビジョンの社員、外部のアドバイザーらと協力して、2014年にコティックの元恋人が裁判所に彼に関する訴えを起こしたことを報道しないよう、デイリー・メールに圧力をかけたとWSJは報じていた。デイリー・メールは結局、この記事を掲載しなかった。

WSJによると、サンドバーグの法務・広報チームは、この記事が彼女の「女性たちの擁護者」としての評判に悪影響を与えることを懸念していたという。フェイスブックはこの件で、彼女が会社の規則に違反していないかどうかを調査したと、関係筋はWSJの取材に述べていた。
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編集=上田裕資

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