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ビジネス

2022.06.04 13:00

実店舗とオンラインの相乗効果、サイコバニーが米国店舗を倍増へ

JHVEPhoto / Shutterstock.com


2017年には、アパレル業界のベテランである「スレッド・コレクティブ(Thread Collective)」のアラン・ブランドマンが、サイコバニーの営業権と知的財産権の50%を買収した。2021年には、サイコバニーの完全な所有権を取得し、投資会社BBRCとともにサイコバニーを株式非公開会社として確立し、本社をモントリオールに、オフィスをニューヨークに置いた。
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サイコバニーは、もともと卸売業者として営業し、百貨店での販売を模索していた。ブランドマンが経営の舵をとって以来、さらに直接小売販売も導入することを決めた。

売上は、Eコマース、卸売、実店舗にかなり均等に分布しており、それぞれが同社の売上のおよそ3分の1を占めている、とコーエンは述べている。

TikTok上でのサイコバニー


サイコバニーは、数百本にのぼるTikTok動画でとりあげられている。スポンサー付きのブランドコンテンツもあれば、自分の最新の買いものを自慢するファンが自発的にアップした動画もある。
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「誰かのクローゼットを見たら、当社のつくってきたすべてのポロシャツが全色そろっていたりするんです」とコーエンは話す。「それに、ウサギのロゴが、ある種のバッジみたいになってもいるようです。『私はおおむね伝統を重んじる人間だけど、ちょっとばかりエッジも効いている』と主張するような。このウサギと当社のアパレルの質を通じて、驚くほど忠実で熱狂的な顧客基盤が構築されています」

サイコバニーはメンズウェアのブランドだが、Tシャツやスウェットパンツ、スウェットシャツを着る女性ファンも多く、同社は折に触れて女性向けの限定版をつくっている。コーエンによれば、全体としては、できるかぎりジェンダーニュートラルになることをめざしているという。

翻訳=梅田智世/ガリレオ

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