たまには男が主役の休日 3選

パインハーストは完璧なコンディション。写真(c)Pinehurst LLC




現実に目を背けることなく、はっきり言おう。ラグジュアリーホテルやリゾートにおける宿泊プランや体験のほとんどは、女性を悦ばせる仕立てになっている。そこにあるのは、ロマンティックなディナーにショッピングツアー、甘美な香りの漂うスパでのマッサージ。つまるところ、女性たちが世の財布の紐を握っていて、家族旅行の決定権を持っているというのが実態なのだ。だからこそ、今回はあえて男性のためのプランを3つご紹介することにしよう。


Warwick’s Randolph Suite,
Photo Courtesy of Warwick International Hotels

ワーウィックホテル・ニューヨーク
新聞王ウィリアム・ランドルフ・ハーストが1926年に開業したマンハッタンの『ワーウィックホテル・ニューヨーク』は、アーヴィング・バーリン、エルヴィス・プレスリー、ビートルズといったセレブリティ達も宿泊した歴史あるホテルだ。ここの「ウィスキー・プリーズ! 洗練された紳士のためのパッケージ」を申し込めば、壮麗な建物のエントランスをくぐり抜けてチェックインするその瞬間から、あの琥珀色のウィスキーの目利きとして振る舞うことができる。プランには2泊の滞在に、2人分のウィスキーのセレクションが部屋に用意されるほか、さっそく使って楽しめる刻印入りタンブラーと、夜の街に繰り出すための運転手付きカーサービスもインクルードされる。どうせならもっと賑やかに楽しみたいという人には、293平米もあるランドルフ・スイートに、男性4人までが泊まれるパッケージもお薦めだ。このプランにも、プライベート・ウィスキー・テイスティングとペアリングを楽しむための軽食が付いてくるほか、さらに蒸留酒講師のアレン・カッツ氏によるご挨拶も。


パインハースト
もしもあなたがスコッチと、スコットランド人が生みだしたスポーツ――つまりはゴルフ三昧の休暇がお望みなら、ノースカロライナ州パインハーストに向かうべく、速やかにパッキングを始めるべきだ。1951年のライダーカップ、2014年の男子・女子のUSオープンの舞台となった9つのコースを持つ「パインハースト」は、すでに「ゴルフ休暇」の同義語となっている。フィル・ミケルソンやタイガー・ウッズが歩いたのと同じフェアウェイでプレイするなら、「アキュラ・ゴルフ・エスケープ」プランがいいだろう。2晩の宿泊(当フォーブス・トラベルガイドの4つ星を獲得しているザ・カロライナホテル・アット・パインハーストリゾートを推奨したい)に、ゴルフ3ラウンド、カートフィー、朝食と夕食、リゾート内で使える200ドルのギフトカードが付いてくるほか、さまざまな割引が含まれる。


ランガム・プレイス 
写真(c)Langham Hotels International Limited
ランガム・プレイス、フィフスアベニュー
NBAのミッド・シーズンの盛り上がり時期に時々あることだが、2015年のオールスター・ゲームもバレンタインデーにぶつかった。レブロン・ジェームズやカーメロ・アンソニーへの気持ちはほのかな恋心どころじゃないという諸兄には、当フォーブス・トラベルガイド推奨のこのホテルが用意した「フォー・ザ・ラブ・オブ・ザ・ゲーム」が、まさにぴったりなプランとなったようだ。2月15日の試合会場となったマジソン・スクエア・ガーデンから1マイルと離れていないランガム・プレイスは、まさにスラムダンク、つまりどんぴしゃなロケーションであった。カップルで受けられるスパでのマッサージ、メジャー・ラウンジでの毎朝食もすこぶる評判が良かった。しかしこのパッケージの一番の目玉は、2月12日に開かれた「プロとの交流パーティー」。エクスクルーシブなカクテルパーティーで、未来のスター選手達との交流を楽しむことができたのだ。


3 Getaways Just For The Guys

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