1. 感謝のメモを手書きする
ベルフォー・プロパティー・レストレーション(BELFOR Property Restoration)のシェルドン・エレン最高経営責任者(CEO)は、感謝のメモや記念日のカード、年末年始などの休暇に合わせた手紙を従業員に送る古くからの習慣を活用することを勧めている。
大事なのは手書きすることだ。チームへの感謝のメッセージは確かにどのようなものでも喜ばれるだろうが、手書きのメッセージは相手にとって格別のものになるはずだ。エレンは「特別に努力してでも受け手に感謝を感じてほしいほど、自分は相手を大事に思っていることが真に示される」と述べている。
手書きのカードを書く方が効果的なもう一つの理由には、これが電子メールの受信ボックスに送付されないことがある。多くの人は受信ボックスを、未返信のメールや、対応が必要なちょっとしたいら立たしい懸念の山と結びつけて考えるようになっている。一方、手書きのメモやカードは現実味があり、個人に向けたものだ。
2. 感謝を中心に1年のビジョンボードを作る
グローモートリー(Growmotely)のサラ・ホーリーCEOは筆者に対し、その年のビジョンボードを毎年作り、感謝をこのプロセスの重要な部分にしていると語った。ボードを準備するステップの一つに「過去1年と、人生で感謝している全てのことを振り返ること」がある。
私たちは感謝することで、自分が既に作り上げたことや、ありがたく受け取ったことについて思い出すことができる。これは、未来に向けた大きな動機になるはずだ。
3. 視点を変える
アメリカ・リバース(America Reverse)のクリステン・ジーファート財務担当社長は、「自分たちの視点が目標や価値観に沿っているかを見極めるため、しっかり分析すること」を勧めている。
「視点が間違っていると、向かいたい場所に到達できず行き詰まることがあるが、感謝の気持ちはそれを全て変えられる。感謝はこうした考え方を変える強力なツールで、現実を見るよう促し、前進する道を明らかにする支援をしてくれる」(ジーファート)