2015年、ワシントンDCにオープンする5つの注目レストラン

China Chilcano<br>Photo Courtesy of China Chilcano




新しいレストランが毎月2桁ペースでオープンするなど、昨今美食ブームに湧いているワシントンDC。2014年だけを振り返っても、ダニエル・ブールーの<DBGBキッチン+バー>、デル・フリスコ・レストラングループの<ダブル・イーグル・ステーキハウス>、セレブリティ・シェフのマイケル・スロウが手がけるスペイン/ラテン風<ティコ・イン・ローガン・サークル>など、各所で賞賛されている評判の店が次々とオープンしている。今年もこの勢いで、さらなるグルメスポットの誕生が続くはずだ。さあ、年明けに誓った今年の抱負のダイエットのことはひとまず忘れて、ここにご紹介する5つのレストランを予約してみてはいかがだろう。


モモフク/Momofuku
ワシントンの皆が首を長くして待っていた、デイビッド・チャンの人気店<モモフク>がついにオープンする。バージニア州北部(ワシントンDCに隣接)出身のチャンは、今年の晩春から初夏までにはシティセンターDCに店をオープンする予定だ。各店舗それぞれ異なる特色を持たせてきているチャンは、まだDC店のコンセプトを練っているらしい。ひとつ確実なのは、面積およそ400平米となる独創的なアジア料理スポットは、トロント店の次に大きなものになるということだ。
さらに、このレストランの一角には有名なデザート・ショップ「モモフク・ミルク・バー」もできるとのことなので、クラック(ドラッグの一種)のように病みつきになるという、大人気の「クラックパイ」や腐葉土クッキーと名付けている「コンポストクッキー」にもお目にかかれそうだ。


More Of China Chilcano’s Culinary Excitement,
Photo Courtesy of China Chilcano

チャイナ・チルカーノ/China Chilcano
ホセ・アンドレスはヨーロッパのタパスのコンセプトをアメリカに普及させるのに一役買った人物として知られており、いまやLAからマイアミまで各地にレストランを経営している。そしてなんという幸運か、このスペイン系アメリカ人の人気オーナーシェフは、第二の故郷と呼ぶこの地に最新のアイディアを注ぎ込むと決めたのだ。ペンクォーターに1月にオープンした中華×ペルーのフュージョン料理レストランの「チャイナ・チルカーノ」は、ホセが手がける既存の人気店「オヤメル」や「ハレオ」と同じ一角にある。噂ではモルモット(南米ではクイと呼ばれる食用肉)の唐揚げもあるらしいが、シウマイなどさまざまな点心、ジャガイモ、肉、野菜で作るペルーの定番料理「カウサ」などが楽しめる。


キンシップ/Kinship
当サイト「フォーブス・トラベル・ガイド」の四つ星ホテル<マンダリン・オリエンタル・ワシントンDC>にあったエリック・ジーボールドの<シティゼン>が、昨年12月に閉店したことで、この街のグルメシーンは多少なりとも精彩に欠けていた。しかしジーボールドは、DCに背を向けてしまった訳ではないという朗報が入ったのだ!ジーボールドと妻のセリアはペンクォーターのとある場所で、2つの計画を進行中だったのだ。カジュアルな<キンシップ>と、その地下に作られる名前はまだ発表されていないラグジュリアスなレストランである。どちらも、この秋までにはオープンすると期待されている。ジーボールド曰く、正統派なメニューとグルメ試食会のようなメニュー、お客の目の前で仕上げるサービング、そしてスペシャリティ・コーヒーなどが計画されているとのこと。<シティゼン>のときの人気ブレッド、「パーカー・ハウスロール」が再登場することを期待したい。


Mango Tree,
Photo Courtesy of Mango Tree

マンゴ・ツリー/Mango Tree
2014年、シティセンターDCでは人気レストランのホットな開店競争が起きたが、今年はさらにピリリ! とスパイシーに盛り上がりそうだ。1月15日にはあの「マンゴ・ツリー」が、この場所でアメリカ初上陸を果たしたのだ。DCの人気店「ゼンゴ」「マサ14」などを仕掛けたオーナーシェフのリチャード・サンドヴァルの協力を得て、4つの地方に分かれるタイ料理の定番をモダンに解釈。トムヤム・ロブスターや鴨とアプリコットのレッドカレーなどには、すでに歓喜の声が上がっている。間違いなく、いつも混雑することになりそうなバーや屋上テラスは、ちょっと一杯飲んだり待ち合わせをしたりするのに一年中使えそうだ。


ザ・ダブニー/The Dabney
サウスキャロライナ州チャールストンの人気店<マクラディーズ>で料理長を務めていたジェレマイア・ラングホーンが、ついに故郷に錦を飾りに来た。ビジネス・パートナーのアレックス・ジンクとともに、1号店の場所に選んだのはショー地区のブラッジェン・アレイ。70席の店内には大きな薪ストーブが、オープンエアの中庭にはオープンキッチンが用意される。メニューの中身についてはまだ発表がないが、アメリカ中東部の農家直送野菜を使ったヘルシーな料理が提供されるだろう。ラングホーンは、中庭で野菜やハーブも育てたいと考えているようだ。


5 New Restaurants Heading To D.C. In 2015

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