私が電気自動車を選ぶなら──。確認すべき5つのポイント要チェック

2022年は国内外のメーカーによるEVが急激に増えている/BMW iX(photo 西川節子)

10年以上前に日産リーフが登場してから、電気自動車の時代が到来すると言われてきた。しかし、どの車を選択するかという問題、コスト、インフラ、充電状況の問題、そして一般人の認識の問題などで、スタートはかなり遅れた。

でも、2022年は違う。本当のEV元年と呼べる今年、EVが次々と登場している。今年に入ってすでに、兄弟車のトヨタbZ4Xとスバル・ソルテラ、日産アリア、ヒョンデ・アイオニック5、フィアット500e、ボルボC40リチャージ、シトロエンE-C4、兄弟車の三菱eKクロスEVと日産サクラが発売開始となったけど、それまでの2、3年の間に、BMW iX、アウディe-tron GT、テスラ・モデル3、メルセデスベンツEQS、ポルシェ・タイカン、マツダMX-30、ホンダe、ジャガー I ペースなども登場しているので、かなり充実したライナップから選択できるようになった。

bZ4Xとソルテラ
トヨタbZ4X(左)とスバル・ソルテラ(右)

eKクロス
三菱eKクロス

チョイスがあふれる状況の中で、少しずつEVに乗ろうと思う人が増えている。あなたはどうでしょう。

近いうちに、乗り換えようと思っているのかな。でも、購入する前に、色々と検討しなければならない。EVは自分のライフスタイルに実際にフィットするのか? ガソリン車またはハイブリッド車から乗り換えた場合、走りに満足できるのか? 充電状況や航続距離の問題はどうなのか? 自分にEVが合うかどうかチェックする5つのポイントを紹介しよう。

その1は、自宅に充電器があるのか?

EVを購入する前は、まず自宅に充電器が設置できるか確認しよう。戸建てなら充電器を設置できるスペースは必要だし、普通充電にするか急速充電にするか、壁面取り付け型にするかスタンド型にするか、自宅の駐車場にマッチした充電器を選ぼう。マンションやアパートに設置する時は、管理組合の許可が必要になる場合が多いので要注意。もちろん、自宅に充電器がなくても、充電カードさえ持っていれば、お宅の近くのディーラーやコンビニなどで充電できる。ただ、バッテリー容量の半分だけ充電するだけで、数十分かかると覚悟しよう。

アリアの充電の様子
CHAdeMO規格の高速充電に対応できるEVかどうかも見極めのポイントだ。

その2は、「航続距離」。

長距離ドライブを良くする人は「航続距離」が長いクルマをセレクトしよう。航続距離とは、バッテリーを満充電した状態で走れる距離を表す。
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文=ピーター ライオン

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