ライフスタイル

2022.06.05 11:00

時代を読む、ストーリーのあるホテルNo.18 「ハイアット リージェンシー 横浜」


また、1階のロビーやラウンジに仕切りは無く、開放感のある空間が快適だ。

印象的なアートを見つけた。1階のエレベーター横に飾られた迫力のある横浜開港の絵だ。錦絵を敢えて油絵で写生したものといい、ホテルのデザインコンセプトである和洋折衷をここにも表現。生き生きとした当時の町の様子が伝わり、まるで賑わう人々の声まで聞こえそうな迫力があった。


横浜港開港を歓ぶ町の賑わいを描いた五雲亭貞秀の作品(1860年製作)。 館内には他にも多くのアートが飾られ、松島淳の「MARE」など、現代アートも含め多々。横浜の歴史と今を盛り上げている。


ホテルの強みはレストランにもあった。総料理長の田坂嘉隆氏が手掛けるスペシャリティレストラン「MILANO|GRILL」は、伝統と新しさを融合した田坂氏独自の創作イタリアンである。シェフのスペシャリティを味わえる「ブレシアコース」。夏のメニューは、野菜や鮮魚、佐賀牛、チーズセレクションなど大胆さと繊細さを感じるグルメな料理は絶品だ。


メインダイニングのスペシャリティレストラン「MILANO|GRILL」はライブキッチンを備え、ディナーのみの提供。


「最も美味しい瞬間を最も美しいお料理に」とうたう野菜が主役の料理を提供。写真の田坂シェフのシグネチャー「モンブラン」はその日最も美味しい野菜をピューレにして仕上げる人気の前菜。


さらに朝食も大満足のブッフェスタイルだ。地元の神奈川県の食材、多彩なパン類、ライブキッチンで仕上げる料理など、50種以上のアイテムが楽しめるブッフェに迷うことしきり。夏のランチブッフェは「ヨーロッパグルメ紀行」でヨーロッパ各国の料理を巡る。料理の一品ごとに丁寧さを感じ、美味しさに負けてついつい食べ過ぎてしまった。どれも、これも1泊では食べきれない。ビジネスでも観光でも、感動的な食事は疲れを癒し、脳を活性化してくれそうだ。


オールデイダイニングはブッフェスタイルの「Harbor Kitchen」。朝食、昼食をカジュアルに、世界を旅するかのようにライブ感あふれる各国料理が楽しめる。



「横浜発、世界を旅するオールデイダイニング」という豊富なブッフェ料理。豪華客船のような様相の店内で味わう50種類ものブッフェアイテム。


ハイアット リージェンシー 横浜 
神奈川県横浜市中区山下町280-2
045-222-0100
https://hyattregencyyokohama.com

文=せきねきょうこ

タグ:

連載

Forbes TRAVEL

ForbesBrandVoice

人気記事