プレゼンの神様、澤円が澤奈緒と語る。愛車ランクルそして「農道のポルシェ」

圓窓代表取締役 澤円氏と奈緒夫人


安全運転の秘訣は〇〇


米永:運転をする上で気をつけていることはありますか?

奈緒:絶対に人をひかないようにはしています。

:そりゃそうだ。あと、『JAF Mate』*をすごいよく読んでるよね。
*日本自動車連盟(JAF)が会員向けに送付している機関誌。

奈緒:そう! あれがすごい役に立つんですよ。冊子の中に、1枚の写真を見て「この写真のどこに危険が潜んでいるでしょうか?」っていうクイズがあって。最初の3カ月ぐらいはなかなか気づけなかったのが、だんだん「電柱の影に自転車のカゴが見えている」みたいな危険を発見できるようになったんです。すごく実践的で、実際に運転しているときにも活かせるんです。

:本当に、“全日本ジャフメイト熟読ランキング”があったら上位にランクインするくらいいつも読み込んでいるんですよ。

米永:それはもう、免許保持者の鏡ですね。

奈緒:JAFの方にお礼が言いたいくらいです。

:残念なのが、これまでほぼ毎月届いていたのが年4回になっちゃうらしくて。ものすごく悲しんでたよね。

奈緒:だって、毎月すごい楽しみにしてたんですよ。

澤奈緒夫人

米永:最後に、夫婦で車を所有する最大の魅力を教えてください。

:車での移動には、空間と体験をシェアできる良さがありますよね。家と違って、テレビやPCなど、ディスプレイの中で起きている事をおとなしく共有するのではなく、車内で起きていること、行った場所を家族でまるごと分かち合える。それが最大の魅力だと思います。

奈緒:千葉の家を買うことになったのも、キャストを買って移動の制約がなくなったことが理由の一つなので、車は世界を広げてくれる存在だと思います。



今回の取材は、連載企画『社長とクルマ』の取材概要について澤円氏とリモートで打ち合わせをした際に、奈緒夫人も車が好きというお話を受けて急きょ依頼したものだった。

企画成立から当日まで時間がないにも関わらず、自宅での撮影を快く受け入れてくださった澤夫妻に感謝申し上げる。『JAF Mate』は、ウェブサイト『JAF Mate Online(ジャフメイトオンライン)』で引き続き更新されるそうなので、ぜひそちらをチェックしながら、これからも安全運転を楽しんでいただきたいと思う。

>> 『社長とクルマ』本編:澤円「ITエンジニア視点のクルマ観」はコチラ


澤円(さわまどか)◎圓窓 代表取締役。1969年、兵庫県生まれ、千葉県育ち。立教大学経済学部を卒業後、生命保険会社のIT子会社に入社。1997年にマイクロソフト(現・日本マイクロソフト)に入社。情報共有系コンサルタント、プリセールスSE、ピープルマネージャーを担当したのち、マイクロソフトテクノロジーセンター・センター長、業務執行役員に就任。卓越したプレゼンテーション能力で知られ、数多くのイベントに登壇。2019年10月に圓窓を設立、代表取締役に就任。

澤奈緒(さわなお)◎造形作家。1977年、東京都生まれ。武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科卒。アダルトチルドレンやADHDに起因する自殺衝動を克服した経験から、「心の解放」を活動テーマとし、自らが制作した被り物を身につけ化粧を施した「アート仮装『KESHIN』」プロジェクトを中心に、ワークショップや講演会、ブログでの発信などを行なっている。

(本記事はMOBYからの転載である。)

文=米永豪 写真=佐藤亮太

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