オバマ夫妻とAirbnb共同創業者が、1億ドルの奨学金基金を設立

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バラク・オバマ米元大統領とミシェル夫人は、Airbnbの共同創業者兼最高経営責任者(CEO)のブライアン・チェスキーとともに、1億ドルにのぼる奨学金基金を立ち上げると発表した。公共サービスでのキャリアを目指す大学生を支援し、複数年の旅行費用を提供し、社会的リーダーのネットワークと学生たちとのつながりを構築することが目標だ。

この奨学金基金の名称は、「Voyager Scholarship, The Obama-Chesky Scholarship for Public Service(ボイジャー・スカラーシップ:公共サービスのためのオバマ=チェスキー奨学金)」だ。この新基金は、チェスキーがオバマ財団に1億ドルを個人的に寄付して設立される。

オバマ財団のニュースリリースによると、この奨学金は初年度に100人の学生を支援する。今後数年間で規模を拡大して、公共サービス部門でのキャリア形成を考える、より多くの学生を支援することが期待されている。

奨学金申請受付は5月16日に開始し、2022年6月14日必着だ。

オバマ元大統領は、発表のビデオでこう話している。「次世代のリーダーたちが、必要とすることをやれるようになってほしいと我々が思うならば、彼らはお互いを知らなければならない。互いのコミュニティを理解しなければならない。この国の隅々から、将来のチェンジメーカーとなる若者たちを探しだすのだ。リーダーは至るところにいる。ただ我々は、彼らを見つけなければならない」

チェスキーは、「我々には、協力して橋をかけてくれる次世代のリーダーが必要だ。しかし、川向こうの景色を見たことがないときに、橋を架けることは難しい」と付け加えた。「ボイジャー・スカラーシップは、彼らの視野を広げ、若いリーダーたちに、キャリア形成のためのツールと経験を与えるものだ。公共サービスへの情熱を持ちながら、学生ローンのためにそれを追求できない若者たちが全米にいる。我々は、その負担を軽減する手助けをしたい」
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翻訳=藤原聡美/ガリレオ

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