ビジネス

2022.05.23

CBD、アマゾンジャパンで販売解禁 影響は?

shutterstock.com


過去にはCBD製品にTHC含有や、メラトニン混入があった例も


これまで、累計で3社、厚生労働省によって「大麻成分THCを含有する製品について」とCBD製品が発表されております。また、あるCBD製品(食品)には日本では医薬品成分に該当する「メラトニン」が含有していたケースや、食品衛生法違反で、自主回収の騒ぎに至っているケースもあります。

アマゾンの出品禁止商品例(栄養補助食品)には「過去にTHC混入が発覚したカンナビジオール(CBD)商品(同ブランド品、シリーズ品を含む)」が明確に記載されています。

日本でCBDに関するルールが曖昧な中、アマゾンで販売していたCBD製品が厚労省によってTHCが検出された、などといったニュースが出てしまいますと本国の株価にも影響する可能性があるので慎重にならざるをえないでしょう。アマゾンジャパンでは、初期は業者を絞って丁寧に審査し、販売を進めていくようです。

アマゾンでCBD製品を購入する際の注意点


アマゾンジャパンではこれまでCBD製品の販売を禁止していましたが、中には審査が通ってしまい、一時的に販売まで至っていたケースがありました。現時点で、公式に承認された製品と、承認されていない製品との見分けはつきません。

しかし、本来製品の販売が禁止されている非承認の製品には「ヘンプオイル」と書かれていながら「2500mg」など成分が含有されているような表記があったり、パッケージにはCBDと書いてあるが、説明文に含有量の説明やCBDに関する言及が極端に少ないなど、公式に承認された製品と比較すると「怪しい」と感じるようになっているかと思います(それらの製品はアマゾンの規約違反なので、短い間で削除される可能性が高いでしょう)。

文=柴田耕佑

タグ:

ForbesBrandVoice

人気記事