デルタ航空のアミリア・デルカ副社長(サステナビリティ担当)は「当社の顧客がサステナビリティ志向で、自分と同じ価値観の企業を支援したいと考えていることは承知している」と述べた。「デルタでは、世界を旅することと世界を救うことの二者択一を迫られるべきではないと思っている」
エコな旅行者になることは崇高な目標ではない。全ての旅行者がフライトを予約する際に取り組むべき責任だ。以下に、デルカが教えてくれた、サステナビリティに配慮した空の旅をする6つの方法を紹介する。
1. 信頼できる航空会社を使う
「航空会社を選ぶときは、地上サービス設備の電動化や、持続可能な機内製品・食事の提供、バイオ燃料など持続可能な解決策への投資など、フライト体験の全側面で持続可能な未来に向け取り組んでいることが分かっている会社を選ぼう」(デルカ)
2. 直行便を利用する
デルカによると、直行便は料金が若干高いものの、短距離便の乗り継ぎよりも常に優れた選択肢だ。「炭素排出量の大半は離着陸時のものなので、可能な場合は必ず直行便を予約するのがよい」
3. 荷物を減らす
荷物を減らせば、巨大なスーツケースを引っ張って海外の地下鉄に乗り降りしなくてよいなど、さまざまなメリットがある。デルカによると、これにより持続可能性も大きく高まる。「荷物が増えれば重量が増え、最終目的地までに必要な燃料も増える」
4. 搭乗前に機内食を選ぶ
可能な場合、搭乗前に機内食を選ぶようにしよう。デルカは「乗客が食べたいものが事前に分かっていれば、準備しておく食事の数を最小化できる。そのため食品廃棄と燃料の使用量が減る」と説明している。
5. 日よけを閉める
飛行中は外の美しい景色を見たくなるが、インスタグラム用の写真をさっと撮り終えたら、日よけは閉めよう。「日よけを開けたままにすると、客室の温度が上がり、航空機の温度を低く保つため多くのエネルギーが必要になる」(デルカ)
6. 使い捨てプラスチックを使用しない
空港には再使用可能な空のボトルを持っていき、保安検査を通った後に水をくむ。これにより、旅行中の飲み物代が節約できるだけでなく、使い捨てプラスチックのごみを減らすことができる。