日本で初めてのサイクリング専用道路はどこ? サイクリングの日|5月22日

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5月22日は「サイクリングの日」です。2009年に日本サイクリング協会(Japan Cycling Association: JCA)によって制定されました。1964年に、JCAが文部大臣から認可され、正式に設立されたことに由来します。

サイクリング(cycling)は、日本では1954年ごろからスポーツとして認知され始め、1961年には「スポーツ振興法」の制定によってサイクリングが国にも奨励されるようになりました。

そして、1967年には、神奈川県平塚市に日本で初めてのサイクリング用道路、全長約17キロメートルの「金目川(かなめがわ)サイクリングコース」が開通。模湾河口付近からスタートして、金目川沿いと鈴川沿いを遠くに山々を臨みながら、田園風景のなかをゆったりと走るコースで、晴れていれば富士山も見ることができます。

1970年には、「自転車道の整備等に関する法律」が成立し、自治体などによって続々とサイクリングロードが建設されるようになりました。

日本国内における自転車の人口に対する普及率は約54%。約2人に1人以上が保有していることになります。また日本国内の自転車利用人口は約7500万人と言われていますが、そのうちサイクリングを楽しんでいる層は約330万人(約5%)にとどまっています。

近年では、利便性や趣味性の高い電動アシスト自転車も人気の一方、「ロードバイク」と呼ばれるツーリング用の高級スポーツタイプの自転車も人気を集めています。コロナ禍では感染リスクが低いことから自転車が注目され、2020年度の自転車販売市場は2100億円を超えました。

自転車と一緒に入店できる店舗や宿泊施設、自転車を列車に乗せて一緒に旅行できるサイクルトレインなど、「ウィズバイク(自転車と一緒)」をキーワードとした、サイクリングの新しい楽しみ方も広がり始めています。

連載:今日は何の日?

執筆協力=tannely(タネリー)

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