アンダーソンは、大口投資家を引き付けることに特化した独自のプランニングプロセスを商標登録し、提供している。「差別化とニッチなターゲットが成功の秘訣だという人もいる。もちろんそれは重要だが、最良の顧客関係は相手にインパクトを与えること、そして自分のサービスを利用することで相手の未来の可能性を実現する手助けをすることで築かれる」
アンダーソンのように、あなたも顧客の問題を解決する独自の方法を生み出そう。そのプロセスに名前を付けて商標登録すれば、それが自己ブランドの重要な一部であることを示せる。独自のプロセスを提供できなければ、あなたはただのコモディティとなる。
資産運用コンサルティング企業スウィート・フィナンシャル・パートナーズのパートナーで社長であるアンダーソンは、これまでに数百人の事業主や起業家をコーチしてきた。
「大口投資家は名目上では、自分の富を守り増やすためのクリエイティブな税務プランニング戦略や投資手段、そしてそのプロセス全体を任せられるアドバイザーを求めている。だが投資家が実際に求めているのは、長年の蓄えと積み立てを行う上でのより深い目的と手段だということが分かった」
お金がいくらあっても、それを自分の人生や後世のためにどう使いたいかという明確な意図がなければ、意味がない。
「資産運用コンサル業界では今、大きな変化が起きている。かつて数百万、数千万、数億ドル規模の投資家に対しては、基本的な投資管理で対応できたが、今やそうではない。今は医学の進歩のおかげで、寿命が伸びている」
長寿は、投資戦略の全てに影響する。アンダーソンいわく、健康と長寿は、数字面だけでなく、老後についての考え方全般にも影響しているという。引退前の10〜15年はかつては減速期間だったが、今はチャンスへ向けた滑走路に変わっている。