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2022.05.13 16:30

関根勤が考える「免許返納」 新たな移動手段として注目の「WHILL」の実力は?


「ヒヤッと、が増えたら運転はやめる」


後半の関根さん親子のトークセッションでは、現在68歳の勤さんが、21歳で初めてセダンを購入してから、ライフスタイルの変化に伴い、ステーションワゴン、SUVと乗り換えてきたことを紹介。麻里さんも大型犬のゴールデンレドリバーの「ライル」とドライブに出かけたことを語った。

道交法改正に伴い、免許返納についての考えを聞かれると、勤さんはこう答えた。

「車は好きなので、元気なうちは運転したいですが、ヒヤッとすることが繰り返されたら、いつでも運転は辞めるつもりです。衰えは自分ではなかなか気づけないもの。私は家族に危ないと思ったらいつでも言ってくれと伝えています。その時はすぐに返納します。

ただ、運転が好きな人や代わりの交通手段のないエリアに住んでいる人、買い物など普段の生活に車が欠かせない人にとっては、免許返納のハードルは高いでしょうね」

麻里さんは「車は移動手段として生活の一部になっています。ただ万が一のことを考えなければならないので、返納のタイミングを伝えた時に受け入れてもらえるために、普段から家族で話し合うことが大切かと。我が家でも話し合っています」と話す。

関根麻里さん

その後、麻里さんから勤さんへのサプライズでWHILL Model C2をプレゼント。驚き喜ぶ勤さんが壇上で試乗した。

「動きが滑らかで乗り心地もいい。レバー操作だけで簡単なので、誰でもすぐに乗れますね。私にはまだちょっと早いかなと思いますけど、今から慣れておけば、免許返納後もスムーズに使えそうです」(勤さん)

関根勤さん

麻里さんは、折り畳み式のModelFを、レクチャーを受けながら実際に操作。

「普段使っているベビーカーより簡単に折り畳めます。小回りもきいて買い物に便利ですね。収納スペースもありますし」と笑顔で試乗した。

「今回のイベントが、家族で免許返納を話し合うきっかけになればいいと思っています」(麻里さん)。

文=真下智子 編集=露原直人

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