キャンプの人気、米国で記録的水準に

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トレンドは続く?


ザ・ダートの共同創業者であるケビン・ロング最高経営責任者(CEO)は筆者に対し、キャンプ道具を扱う企業は爆発的な成長の1年を経験したと述べた。

多くの消費者が新たな道具に投資をしたことから、こうした消費者は新型コロナウイルス感染症の流行が収まったとしても、新たな道具への投資を回収するためキャンプを続けるだろうとロングは考えている。これによりキャンプ用品のイノベーションも促進され、初心者のキャンプへの挑戦がさらに楽になるだろう。

ロングはまた、遠隔勤務もキャンプの長期的な成長の主なけん引要素だと考えている。キャンプは素朴さや自然環境の体験、サステナビリティなど、流行の消費者価値と一致している。

キャンプの人気が高まるにつれ、既存のキャンプ場は今後さらに予約しづらくなるだろう。このことから、指定のキャンプ場ではなくさまざまな種類の公有地をキャンプに利用する「分散キャンプ」が既に伸びている。これにより、キャンプをしたことがない人も以前より間違いなくキャンプを目にするようになるはずだ。

新型コロナウイルス感染症が消費者行動の重要なきっかけではなくなるにつれ、キャンプ業界ではあらゆることが起きる可能性がある。しかし、非常に多くの人がキャンプに挑戦していて、キャンプは非常に多くの消費者の関心と合致していることから、キャンプの成長は今後減速するとしても長期にわたり継続するだろう。

このことから、キャンプやキャンプ用品、キャンプ文化は今後少なくとも数年間、ブランドが心に留めておくべき要素となる。

翻訳・編集=出田静

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