キャンプの人気、米国で記録的水準に

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キャンプ場検索・レビューアプリ「ザ・ダート(The Dyrt)」の調査によると、米国人のうち昨年キャンプをした人は約20%に上った。そのうち、初めてキャンプを経験していたのは800万人以上だ。

新たにキャンプをした人の約40%は、家族や友人と過ごすため、あるいは屋外で過ごすためにキャンプに挑戦したと答えている。

新たにキャンプを始めた人からの需要で、キャンプ場の予約ははるかに困難になった。キャンプを行う人らによると、キャンプ場を予約する難易度は2021年、それ以前と比べ約3倍だった。キャンプ場の予約がより難しいのは米西部の州で、特にロッキー山脈を抱える州では困難だ。最も見つけづらいキャンプ場は、トレーラーやRV車向けのものだ。

新たにキャンプを始めた人の約40%は自らをBIPOC(黒人・先住民・有色人種)だと考えていて、前年から68%増えていた。アクティブな屋外スポーツにしては非常に大きな変化だ。

また、キャンプに参加した人は安らぎを求めていた。40%以上は犬を連れてキャンプを行っていて、キャンプをする人に昨年最も好まれていた飲み物は地元のクラフトビールだった。

新型コロナウイルス感染症の流行がキャンプの成長を促したことは明確だ。しかし、キャンプをすることは衝動的に決められたわけではない。少なくとも数週間前に計画・予約していた人が大半で、キャンプ場を見つけるために携帯電話のアプリかウェブサイトを使用していた。

ザ・ダートで昨年検索数が多かった上位5つのキャンプ先はコロラド州デンバー、アリゾナ州グランドキャニオン、ワシントン州シアトル、ユタ州モアブ(2つの主要な国立公園への入り口だ)、カリフォルニア州サンディエゴだった。

キャンプブームの背景とは


他のタイプのアウトドア活動と比べてキャンプがより高い人気を得ている理由は、新型コロナウイルス感染症の流行という明らかなものだけではない。

キャンプは他のタイプの旅より手が出しやすく、価格も比較的安価で、自宅から近い場所でもできる。またキャンプ場での遠隔勤務を通し、キャンプは多くの人にとってより実践しやすいものになった。キャンプ参加者の4分の1近くは昨年キャンプ場から仕事をしたと答えていて、前年から50%近く伸びている。
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翻訳・編集=出田静

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