ローアル・ノンアル志向も増加? いまのカクテルトレンドは カクテルの日|5月13日

5月13日は「カクテルの日」です。カクテルが一般的になる前の1806年5月13日、アメリカの週刊新聞「The Balance and Columbian Repository」が読者からの質問に答える形で、カクテルの「定義」を掲載。カクテルとは「蒸留酒、砂糖、水、ビターズで構成された刺激的なお酒」であると紹介されました。これにちなんで、5月13日は世界的にカクテルの日とされています。

日本でも2011年に、日本のカクテルシーンを盛り上げていくことを趣旨に国内のバーテンダー協会4団体と多くの飲料メーカーが協賛して同日をカクテルの日として制定しました。

カクテルのそもそもの起源は古代ローマや古代ギリシャにまでさかのぼれるといわれています。長い歴史のなかでさまざまな種類のカクテルが生まれ、流行も生まれました。

2022年のカクテルトレンドについて、非上場としては世界最大の規模を誇るスピリッツカンパニーのバカルディ社が発表する年刊レポート「バカルディ・カクテル・トレンド・レポート」は、プレミアム志向・デジタルな飲酒体験・持続可能性の追求・飲酒習慣の再考を挙げています。

デジタルな飲酒体験とは、eコマースの成長を受けて自宅でカクテルをつくって楽しむことをさし、持続可能性の追求は、人・社会・環境に配慮したエシカル消費(倫理的消費)などに重点が置かれる傾向を示唆しています。

また、ノンアルカクテルやアルコール度数の低い「ローアルカクテル」などに切り替えるローアル志向の人々も増えているようです。プレミアムなものを、社会や環境のみならず自分の心身の健康にも配慮しながら楽しむ、それがいまのカクテルトレンドと言えそうです。

連載:今日は何の日?

執筆協力=アステル

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