日本でも2011年に、日本のカクテルシーンを盛り上げていくことを趣旨に国内のバーテンダー協会4団体と多くの飲料メーカーが協賛して同日をカクテルの日として制定しました。
カクテルのそもそもの起源は古代ローマや古代ギリシャにまでさかのぼれるといわれています。長い歴史のなかでさまざまな種類のカクテルが生まれ、流行も生まれました。
2022年のカクテルトレンドについて、非上場としては世界最大の規模を誇るスピリッツカンパニーのバカルディ社が発表する年刊レポート「バカルディ・カクテル・トレンド・レポート」は、プレミアム志向・デジタルな飲酒体験・持続可能性の追求・飲酒習慣の再考を挙げています。
デジタルな飲酒体験とは、eコマースの成長を受けて自宅でカクテルをつくって楽しむことをさし、持続可能性の追求は、人・社会・環境に配慮したエシカル消費(倫理的消費)などに重点が置かれる傾向を示唆しています。
また、ノンアルカクテルやアルコール度数の低い「ローアルカクテル」などに切り替えるローアル志向の人々も増えているようです。プレミアムなものを、社会や環境のみならず自分の心身の健康にも配慮しながら楽しむ、それがいまのカクテルトレンドと言えそうです。
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