世界中の50以上の言語を学ぶことができるオンライン学習プラットフォームPreply(プリプライ)は、米国での収入アップにつながる第二言語を明らかにするため、150万件以上の求人広告を分析。その結果を公表した。
それによると、ニューヨークで最も高額の収入を得られる第二言語は、ポルトガル語だった。同州内で働くポルトガル語話者の平均年収は、26万3781ドル(約3460万円)となっている。
次いで高収入が望めるのは、日本語と、ドイツ語を習得している人。平均年収はそれぞれ、9万7452ドル(約1280万円)、8万9996ドル(約1180万円)だった。
シカゴではドイツ語話者の平均年収が最も高く、14万4880ドルとなっている。2位はフランス語(11万5737ドル)、3位はイタリア語(8万4097ドル)だった。
ボストンでの上位は、ドイツ語(12万9300ドル)、スペイン語(9万8090ドル)、北京語(5万7787ドル)。サンフランシスコでのトップ2は、ドイツ語(12万4897ドル)、スペイン語(6万56ドル)だった。
一方、全米の平均年収を調べた結果では、ドイツ語を必要とする職種に就く人の年収が最も高く、平均は6万9898ドルだった。プリプライによると、ドイツ語は米国だけでなく、英国をはじめとする欧州各国で、第二言語として学習する人が多い言語の上位につけている。
米国で最も稼げる第二言語の2位はポルトガル語、3位は日本語で、それぞれの平均年収は6万4507ドル、5万8840ドルだった。そのほか10位までに入ったのは、イタリア語、北京語、フランス語、スペイン語、ベンガル語、アラビア語、ヒンディー語、ウルドゥー語、パンジャブ語だった。
習得のためのアドバイス
多くの人にとって、第二言語を学ぶことは、難しく感じられることのはず。学習を開始するにあたって何より重要なのは、モチベーションの高さだ。給料アップ、競争の激しい職場で有利になる、といったことは、確実に学習の動機付けとなるだろう。