マネー

2022.05.10 14:30

【5月第1週資金調達まとめ】内視鏡画像診断支援のAIメディカルサービスが80億円調達


バベル


調達額:14億6000万円
調達先:スパークス・アセット・マネジメント / ポーラ・オルビスホールディングス
備考:複数の金融機関からの融資も含む/他個人投資家3名の出資あり / スパークス・アセット・マネジメントは未来創生ファンドを通して出資

商談解析クラウドサービス「ailead」を運営するスタートアップ。

「ailead」は、営業活動の自動取得・管理やオンライン営業の音声解析によるパーソナルコーチングを通して、営業活動の効率と収益の最大化を図るサービスだ。

ユーザーが使用しているWeb会議ツールと連携することで、既存の業務フローを全く変えずに利用でき営業組織の情報共有の効率化を可能にしている。

ITreviewにおけるレビューにて、お客様満足度評価4.9/5.0を獲得し、顧客満足度No.1の表彰の実績もありセールスインプルーブメントの実現を行う。

その他にも中国をターゲットとした越境EC・マーケティング事業やアプリ開発事業などを手がける。

2022年4月にはスパークス・アセット・マネジメント、ポーラ・オルビスホールディングス及び個人投資家3名を引受先とする第三者割当増資にて約14億6000万円の資金調達を実施。今回調達した資金は「ailead」のプロダクト開発及びマーケティング活動の強化、AIエンジニアの採用に充てる方針だ。

アダコテック


調達額:11億円
調達先:Spiral Capital / リアルテックホールディングス / ディーエヌエックスベンチャーズ / 東京大学エッジキャピタルパートナーズ / 東京大学協創プラットフォーム開発
備考:シリーズBラウンド / リアルテックホールディングスはリアルテックファンドを通して出資

製造業を中心に導入が進む優れた異常検出AIのソフトウェアを開発、提供するスタートアップ。

同社製品のソフトウェアやシステムは、製品ソースからAPIに至るまで、すべて同社内で行っており、リアルタイム性を確保しながら、検知対象を24時間モニタリングし続けられることが特徴である。

HLACの発展型である動画特徴抽出CHLAC、音や振動の相関モニタリングFLAC、複数センサ間の相関モニタリングHLICなど様々な要素を活用し、機械学習型カメラ画像解析や多チャンネルセンサ情報解析システムを提供する。

機械の正常時を起点とすることで、異常をシステム内で網羅的に定義し、異常パターンを個別に登録してDB化しなくても瞬時に識別して検知できる点が強みであり、生産現場における製品検査・不具合予兆検知・メンテナンスタイミング最適化・交換部材延命化および、警備・警戒・セキュリティ性の向上に寄与している。

2022年には“ICCサミット FUKUOKA2022の登壇企業”に選出された。

2022年4月には、新規引受先としてリアルテックファンド、Spiral Capitalを共同リード、東京大学協創プラットフォーム開発及び既存投資家である東京大学エッジキャピタルパートナーズ、DNX Venturesを引受先とした第三者割当増資により、シリーズBラウンドにて合計11億円の資金調達を実施した。

今後は製造業の検品分野における技術的なグローバルスタンダードを確立し、業界全体のDXを推進する方針だ。
次ページ > 従業員同士での協業を促すプラットフォーム

文=STARTUP DB

タグ:

ForbesBrandVoice

人気記事