母の日に「菊」を贈る国もある? 込められた想いは世界共通 母の日|5月8日

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5月の第2日曜日、2022年の5月8日は母の日です。1907年、米フィラデルフィアのアンナ・ジャービスという女性が、南北戦争下で平和的活動を続けてきた亡き母を偲び、その功績を讃えると共に「すべての母親を讃える会」を開きました。それが「母の日」の始まりとされています。彼女がその会を開いた教会に飾り参加者に配ったのが、母の好きだった白いカーネーションでした。

日本と同じく5月の第2日曜日に母の日を祝う国は、アメリカ、オーストラリア、カナダ、イタリア、フィンランド、トルコ、中国などたくさんあります。ところが、日本のように「母の日といえばカーネーション」とイメージする国は、それほど多くないようです。

オーストラリアでは、日本では仏花のイメージが強い「菊」の花を贈るのが人気だそう。菊は英語で「chrysanthemum(mum)」と表記することから、菊=母というイメージがあり、季節も秋にあたることがその理由とされています。

他にも、母の日が8月のタイではジャスミンを、3月のイギリスではラッパスイセンを贈る習慣があり、決まった花ではなく、母親の好きな花を贈るという国もあります。どの花を選んでも、母を思う気持ちは世界共通です。

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執筆協力=アステル

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