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2022.05.06 10:00

ギリシア神話にも登場。巨大迷宮から脱出する方法は? 迷路の日|5月6日

Floresco Productions / Getty Images

5月6日は、「迷路の日」です。はっきりとした由来は不明ですが、5月が英語の「May(めい)」、6日は「6(ろ)」という語呂合わせから「迷路の日」と呼ばれています。

世界にはたくさんの巨大迷路が存在します。例えば、2017年にオープンした中国江蘇省の「ドリーム・メイズ(Dream Maze)」。面積は3万5000平方メートル以上で、人の背丈と同じくらいの生垣でつくられており、歩道の全長は約10キロメートルも。2018年に3つのタイトルでギネスに認定されました。

また、ハワイオワフ島にあるドールプランテーションには、全長4キロメートルで1万4000本もの熱帯植物が植えられたパイナップルガーデン迷路があります。イタリアにある「メゾン・ラビリンス」は竹林で構成された迷路。アート出版社の編集者でありアートコレクターでもあったフランコ・マリア・リッチ(1937年生)が、10年をかけて設計・建設しました。


中国江蘇省の「ドリーム・メイズ(Dream Maze)」(shutterstock)

迷路は古くはギリシア神話にも登場します。迷宮(ラビリンス)に住む怪物ミノタウロスを退治するため、生贄としてクレタ島に渡った英雄テセウス。複雑な迷宮から無事に戻れるように、テセウスに恋をしたクレタの王女アリアドネから渡された糸を迷宮の入り口に結び付けたと言われています。

もしも私たちがそんな複雑な迷路に迷い込み、抜け出せなくなったらどうすればいいのでしょうか。

有名な脱出法に「右(左)手法」があります。右手か左手、どちらか一方の手を壁にあてたまま、進み続ける方法です。ただし、スタートからゴールまでが壁でつながっていない迷路や、立体的な迷路、落とし穴などがあって壁づたいで進むことが困難な迷路は、この必勝法で脱出することができません。

その場合は、すでに通った分岐点に仮想壁をつくって進む「拡張左(右)手法」や、分岐点にくるたびに分岐通路をすべて調査しながら徐々に捜索範囲を広げていく方法なども有効と言われています。

連載:今日は何の日?

執筆協力=アステル

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