日本の消費量は世界最大。持続可能な利活用のために 世界まぐろデー | 5月2日

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5月2日は「世界まぐろデー(World Tuna Day)」。2016年の国連総会で制定された国際デーの1つです。乱獲を避け、限られた水産資源保護の重要性を訴えることを目的に定められました。

すしや刺身など和食には欠かせないマグロは、国際的にも人気が高く、現在世界80カ国でマグロ漁が行われています。

今年4月に水産庁が発表した「カツオ・マグロ類に関する国際情勢について」によると、世界における2019年のカツオ・マグロ類漁獲量は約572万トン(内マグロ類漁獲量は228万トン)。1976年には約176万トンであったことを考えれば、50年足らずで3倍以上の漁獲量になっていたことがわかります。

日本はマグロ類の漁獲量がインドネシアについで世界第2位(2019年)であり、高級すしネタや刺身として人気が高い太平洋クロマグロ(本マグロ)の消費量は世界最大。特に太平洋クロマグロに関しては、世界的に乱獲が増えたため、各国が連携して資源保全・管理に取り組んできました。

日本の太平洋における大型クロマグロ漁獲枠は、2022年から前年比15%増が決定しており、今後の日本の動向が注目されています。

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執筆協力=アステル

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