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2022.05.04 07:30

ペットに優しい職場が増加 求職者の重要な判断材料に

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新型コロナウイルス流行下での隔離生活で、新たにペットを迎えたり、今いるペットのありがたみを再認識したりした人は多い。しかしオフィス勤務に戻らなければいけなくなったら、ペットはどうすればよいのだろう?

研究結果からは、ペットが人の健康や幸福感、さらには認知機能にも大きく貢献することが分かっている。そして企業の間では、ペット同伴の出勤を認める動きが広まっている。あなたも、フルタイムでペットの面倒を見ることができる職場を探してはどうだろうか? というのも、ペットをそばに置いておくことの重要性は、思ったよりも大きいかもしれないのだ。

・絆と心の支え

猫と言えば冷たい性格のイメージだが、オレゴン州立大学の研究では、人と絆を築き人間の健康を改善することが示された。また、ヨーク大学とリンカーン大学が6000人以上を対象に行った調査では、ペットが人の様子をうかがって心の支えとなることから、ストレスを緩和することが示された。

・健康の向上

ミシガン大学の調査では、ペットを飼えば散歩や自宅での世話が運動となり、体の健康が改善することが示された。

・ストレスの軽減

ワシントン州立大学の調査では、人が犬や猫に触れるとストレスが下がることが示された。

・思考力の改善

ワシントン州立大学の調査からは、人は犬と触れ合うと思考力や計画能力、集中力などの「実行機能」が改善することが示された。そしてなんと、その効果は犬と触れ合った後も6週間続いた。

・対人関係の改善

バージニア・コモンウェルス大学の調査では、オフィスに犬がいると人々は会話が増え、親交が深まることが示された。

職場でのペットに対する認識


職場へのペット同伴許可を求める声は高まっている。就職支援サービスを提供する米企業ライブキャリアの調査では、94%の人が職場へのペット同伴を支持していた。76%は、職場にペットがいたことが良い体験だったと回答。メリットとしては、同僚との交流が増えた(51%)、雰囲気が良くなった(33%)、ストレスが減った(28%)という声があった。ワークライフバランスが向上したり、ペットを自宅に置き去りにする罪悪感が減ったりしたと言う人もいた。
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編集=遠藤宗生

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