ライフスタイル

2022.05.01 12:30

待ちに待った日産初の電気SUV、「アリア」は意外に手頃だ


人気のエクストレールより僅かに寸法が小さいアリアは、今年登場した日本のEVの中で最も美しいスタイリングだと思う。日産独自の「Vモーショングリル」はEVなので空気を通すものではないが、LEDヘッドライトを両側に位置するそのパネルには日本の伝統的な「組子」のパターンを採用している。

グリルとライト部分の写真

真横からみると、SUVの下半身に「まるでクーペな」上半身を載せたようなボディで、ベルトラインが高く力強いフォルムになっている。真一文字のリアコンビランプはワイド感を強調し、2つの穴が空いたリア・ルーフスポイラーのおかげでリア・テールゲートのデザインが映えていて、2本セットのシャークフィン・アンテナは「プロパイロット2.0」の健在さを示している。

横から見たアリア近寄ってみる

後ろから見たアリア

インテリアも美しい。ダッシュボード上面は柔らかいレザー張りで、12.3インチの大型スクリーンが2枚そびえるシックなデザインになっていて、日本伝統の組子モチーフも数カ所、演出されているので、非常に落ち着く雰囲気だと思った。また、ダッシュボードと、運転席の隣りのセンターコンソールをつなぐ太い部分がないため、ダッシュボード下は広々していて気持ちがいい。

運転席まわりの写真
次ページ > さて、この「アリア」。ベスト・バイか否か

文=ピーター ライオン

タグ:

ForbesBrandVoice

人気記事