旅行中も快眠する4つの方法 眠りの専門家が伝授

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3. 時差ぼけ対策を立てる


時差ぼけへの対処は、目的地に到着する前から可能だ。出発前に生活を調整しておくことで、旅行中の睡眠を改善できる。ブルース博士は、自身が顧問として関わるアプリ「タイムシフター(Timeshifter)」を使えば、旅行の際に自分に合わせた時差ぼけ対策を作ることができると述べている。

アプリをダウンロードして往復の便の情報を入れれば、タイムシフターが旅の数日前から最中まで、日光を浴びるべき時間や、カフェインの量を控える時間、メラトニンを摂取する時間、就寝・起床時間を教えてくれる。初回の利用は無料だが、2回目からは定額制会員になる必要がある。

4. 移動による睡眠問題は一時的なものだと覚えておく


睡眠改善のコツを全て試したとしても、寝付けない夜が出てくるかもしれないが、それは至って普通のことだ。そんな状況についてあれこれストレスを持ってしまうと、眠りにつくことがさらに難しくなるだけだ。

枕メーカー、プルート・ピロー(Pluto Pillow)の顧問を務める睡眠心理学者のサミーナ・アハメド博士は、先述のイベントで、旅によっていかに睡眠が乱されるかについてばかり考えず、旅行中にはむしろ睡眠を促進するようなことも多いであろうことを心に留めておくよう助言した。「日中はより活動的で、探索したり、歩いたり、人と交流したりする。普段より日光を浴び、ストレスも減るかもしれない」

また、旅の間の睡眠不足は一時的なものであることを心に留めることも役に立つ。「リズムが崩れるとか、自分のベッドで寝られない、夜更かししてしまうことについての心配を減らすことで、旅行中も快眠に近づく可能性が高まる」

編集=遠藤宗生

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