旅行中も快眠する4つの方法 眠りの専門家が伝授

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旅行中に十分な睡眠を取ることは、旅を満喫する上で重要だ。だが、出発前のそわそわした気持ちや、狭い飛行機内、時差ぼけなど、旅行では睡眠不足を誘発する条件がそろってしまっている。

しかし睡眠の妨げとなる要因を理解し対処すれば、十分な睡眠を確保して旅を楽しむ大きな助けとなる。以下に、睡眠の専門家が伝授する、旅行中の睡眠改善法を紹介する。

1. 旅行用睡眠キットを作る


アイマスクや耳栓など、夜間の必需品を入れた旅行用睡眠キットを持参すれば、機内での睡眠を改善できるかもしれない。「スリープ・ドクター」として知られる臨床心理学者・臨床睡眠専門家のマイケル・ブルース博士によれば、一部の航空会社は長距離便でこうしたキットを提供しているものの、旅行好きの人であれば自分用のものを準備した方がよいと助言している。

全米睡眠啓発月間に合わせた最近のイベントで講演したブルース博士は「私はいつも各地を回っているが、航空会社が効果的なものを支給できるとは信用していない」と語った。

睡眠キットに何を入れるかはその人の好みによる。ブルース博士は、柔らかいアイマスク、ボーズ製の睡眠サポートイヤホン「Sleepbuds」、ブルーライト遮断眼鏡を入れているという。それ以外では、次のようなものを入れられる。

・メラトニンあるいは睡眠薬(医師の助言に従うこと)
・耳栓
・旅行用枕
・ノイズキャンセリングヘッドフォン
・スカーフ、靴下などの暖かい衣類
・ラベンダーのエッセンシャルオイル

2. 機内では眠りやすい席を選ぶ


機内のどこに座るかも、睡眠の質を左右する。ブルース博士は、ウェブサイト「シートグル(SeatGuru)」に掲載されている機内の席のレビューを確認し、最も居心地がよい席を見つけることを勧めた。「便名を入れれば機体図が出てきて、睡眠に最も適した席が分かる。素晴らしいサイトだ」

長距離便では最低でも、窓側の席を確保しよう。そうすれば壁で頭を支えられるし、隣の乗客がトイレに行く場合も起こされない。
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編集=遠藤宗生

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