英国民の誰もが、バッキンガム宮殿のバルコニーに並び、祝賀飛行の様子を見上げる王室メンバーの中に女王の姿があることを、そして宮殿前からまっすぐに続く大通りを埋め尽くす群衆に応えてくれることを期待し、楽しみにしている。
advertisement
3日には、セント・ポール大聖堂で感謝の礼拝が行われる。また、その翌日にはバッキンガム宮殿でコンサートが行われ、その模様はBBCが中継する予定となっている。王室が主催する毎年恒例の競馬の祭典「ロイヤル・アスコット」には、今年もロイヤルたちが出席する。
また、ロンドンをはじめ国内各地の博物館などでは、特別展が開催される。バッキンガム宮殿の目の前にあり、1910年の開業以来、各国の王族たちが宿泊してきた「ザ・ゴーリング」は、ケイト・ミドルトン（ウィリアム王子の妻キャサリン妃）が独身最後の夜を過ごしたことでも知られ、王室御用達の認定を受けている。
そのゴーリング以外にも、ロンドン市内の多くのホテル（コリンシア、ルーベンス、ソフィテル セント・ジェームズなど）が、それぞれに特別なイベントを計画。女王の幼少時の住まいがあった場所に建て直された「インターコンチネンタル・パークレーン」も、記念のアフタヌーンティーなどを提供している。
advertisement
また、「クラリッジズ」は所蔵するロイヤル・コレクションの一部を披露する展示会を開催。1953年に行われた戴冠式で着用されたドレスの展示会を訪れた女王の姿を収めた映像のほか、戴冠式の日の晩餐会のメニューをはじめ、数々の関連の品を披露する。
