キャリア・教育

2022.05.05 18:00

ハッスルカルチャーを拒絶し幸福度を上げる4つの方法

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2. 忙しいことを悪いこととして考えない


誰しも重要な存在になりたいという本能を持っていて、不要な存在だと言われることほど嫌なことはない。しかし私たちは忙しさについて話すとき、それをストレスや圧倒された感覚に満ちた悪いものとして捉えることが非常に多い。これは本当かもしれないが、ネガティブな面を必要以上に強調している場合はないだろうか?

自分の作業は満たされた生活や、才能・スキルを発揮して他者の役に立つ機会の一部として存在することを思い出し、考え方を変えよう。忙しいと報告する代わり、生活の中の楽しみや充実感について話すこと。

3. 細かい部分に迷わない


忙しさや頑張りに注目し過ぎないようにするもう一つの方法は大局を見ることだ。作業の細かい点に注目すると自分では制御できないように感じ、小さな、あるいは重要ではない点に迷いかねない。

しかし、小さな責務が大きな貢献につながる。データに苦労して取り組むことで結論に達し、見識を得て、会社が顧客のためのイノベーションを生む手助けができるだろう。メッセージを何度も編集すれば、受信者に影響を与える適切なメッセージを送ることができるはずだ。自分がどれほど忙しいかを伝えるのではなく、自分が貢献しているもっと大きな取り組みについて話そう。

4. 限界はないという考え方をやめる


自分には何でもできると信じれば、あなたの全体的なアイデンティティーが向上し、人間としての成長が促されるかもしれないが、毎日の予定をこなす中で健全さを保てなくなる可能性がある。その代わり、限界を受け入れてはどうだろう? 全ての関心事で素晴らしい成績を収めることや、全ての素晴らしい目的地を目指すことはできない。これこそ、1日24時間しかない人間の現実だ。

一方、限界を受け入れれば時間の使い方について最適な選択をする自由が持てる。全てできない場合はどれかを選ぶ必要がある。全てのことをこなそうとハムスターの回し車の上を走るのではなく、あなたやあなたが大事にしている人にとって最も意義のあることに取り組むため最適なペースで動こう。

自分に重要な影響力が備わっていること


忙しさに注目するのをやめるべき最大の理由はおそらく、他者への影響力だろう。人は、他者を見たり、聞いたり、他者から経験したりして学ぶ。あなたの周囲の人への影響は、あなたが考えているより大きいものだ。

忙しいことや頑張りを自分や他者の評価として強調すれば、忙しいことが最善の文化の醸成に図らずも貢献してしまう。しかし自分自身の思考や言葉を変えることで、貢献することが最も重要で、忙しさよりも実質的なものが価値を持つコミュニティーを作る強力な効果を生むことができる。

忙しいと言わないことに挑戦してみよう。30日間試すことで、あなた自身、そしてコミュニティー全体にも良いトレンドが始まるはずだ。

翻訳・編集=出田静

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