特別展では、英国の歴代女王7人の肖像画を展示。エリザベス女王の肖像は、1977年の在位25周年「シルバージュビリー」に撮影された写真を基にウォーホルが1985年に描いたもので、個人コレクションから貸し出される。
さらに、エリザベス1世を描いた有名な「アルマダの肖像画」が、英邸宅ウォバーン・アビーのプライベートコレクションから出展される。1588年のスペイン無敵艦隊打破を祝い制作されたこの作品は、エリザベス1世の肖像画としては最高峰の部類に入るものとされる。他の5人の女王についても、英国の名高いコレクションから肖像画が貸し出される予定だ。
この他、貴族所有の宝飾品、貴重な書籍や資料、1953年6月2日のエリザベス女王戴冠式で使用された聖書の複製を含む英国・欧州の王族ゆかりの品々も展示される。
特別展は、サザビーズがロンドンに持つギャラリーで5月28日から6月中旬にかけて開催。芸術関連の特別講演や討論会、音楽や演劇のパフォーマンスも予定されている。
エリザベス女王の在位期間は英国の君主としては過去最長。プラチナジュビリーの祝典は1年を通じて続き、英国各地で特別展やコンサート、パーティー、パレード、さらにはデザートのコンテストに至るまで、さまざまなイベントが開かれている。
Armada Portrait(c)From the Woburn Abbey Collection