キャリア・教育

2022.05.07 18:00

有害な職場環境への6つの対処法

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有害な職場環境は近年、より広い範囲で見られるようだ。エンターテインメント業界も例外ではない。米テレビ番組「ドクター・フィル・ショー」から米ケーブル局HBOの「ユーフォリア/EUPHORIA」まで、従業員は有害、また時には虐待的な環境があると主張している。

米RPO(採用代行)企業タレント・ワークス(Talent Works)が行った調査によると、女性がテック系の仕事を目指すことを思いとどまる最も一般的な理由は有害な環境で、21%がこれを頻繁に体験していると述べた。米キャリア情報サイトのグラスドアによると、大企業に勤める米国の従業員の1.3%は概して自社の文化を有害、あるいは不快感極まるものだと明言している。

最も衝撃的な調査はマサチューセッツ工科大学(MIT)の研究者らによるもので、米国で大量の従業員が退職するトレンドは有害な文化によって加速していることが明らかにされた。さらに具体的に説明すると、会社の離職率を予測する上で有害な企業文化が及ぼす影響は報酬の10.4倍だ。

米国心理学会(APA)の調査によると、職場の有害な環境は広範に見られるだけでなく、従業員の心の健康に非常に大きな害をもたらす。仕事で不健全な状況に陥ったら、ここに挙げる方法を使って対処しよう。

1. 支援システムを見つける


有害な職場環境に置かれている人はあなただけではないはずだ。この時期には、支えになってくれる同僚を見つけることが重要だ。うわさ話をしていると思われないようにしつつも、ポジティブな考え方の人を周囲に集める必要がある。

また、仕事以外にも支えてくれるグループを見つける必要があるかもしれない。同僚以外に頼れる人を持つことで、不満を発散する安全なはけ口が別に持てる。

2. コーチを探す


燃え尽き症候群の症状は、有害な仕事環境と混同される場合がある。問題が自分自身なのか企業文化なのか分からない場合、プロのコーチを探そう。偏見のない第三者の相談役を持つことで感情を整理し、問題の根本原因に行き着くことができる。またコーチは、有害な職場環境に対処する戦略を立て、現実的なキャリア目標を設定する支援をしてくれる。

3. マインドフルネスの技術を導入する


マインドフルネスの技術は、仕事関連の不安やストレスを管理する効果的な対処法になり得る。ガイドに沿った短い瞑想(めいそう)を実践したり、可視化のエクササイズを試したりしよう。職場でマインドフルネスを実践すれば、現在に集中し、世界とより意図的に関わることができる。
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翻訳・編集=出田静

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