転職先について後悔しないため、面接で聞くべき2つの質問

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2つ目の質問が重要な理由は、リーダーシップIQが実施した「Frustration At Work(仕事での不満)」の調査にある。同調査では、仕事で深刻な不満を抱えていることが原因で他の仕事を探したいと述べている従業員は約60%だった。

従業員が不満を感じない職場は世界に存在しない。しかし、上司がこうした不満に耳を傾けたり不満に対処しようとしたりしない会社は多い。この質問は、将来上司となる人物に誠実さや透明性、受け入れ難い真実を聞き入れる意志があるかどうかを試す簡単なテストになる。

従業員は間違いなく不満を持つはずだ。それを上司が全く明かせない、あるいは明かそうとしない場合、あなたが一度その仕事に就けば上司はあなたの不満を緩和するために意義ある行動を取ろうとしない可能性が高い。

こうした2つの推奨される質問は十分軽いものなので、管理職はほぼ問題なく詳細に答えてくれるはずだ。ポイントはここにある。面接での目標は、将来の上司になる可能性がある人物がリーダーとしてまともな人かどうか、自分はその下で働けるかどうかを迅速かつ効率的に見極めることだ。

内定を承諾するかどうかを左右する点には他にも、報酬や勤務地、勤務時間、役職など多くのものが存在するが、こうした問題は管理職の質とは異なり、事前に、より明確に伝えられる傾向がある。もちろん、こうした点を全て明確にすることが必要だが、管理職の問題にはここに挙げた2つの質問を使い、もう少し明確に探る必要があるだろう。

翻訳・編集=出田静

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