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2022.04.20 06:30

EV販売好調の中国BYD、純利益が前年比300%増の見通し

(c)Getty Images

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ウォーレン・バフェットのバークシャー・ハサウェイが支援する中国の自動車・バッテリーメーカー「BYD」は4月18日、第1四半期の純利益が前年同期比で最大300%の急上昇になる見通しだと発表した。

同社は18日の提出書類で、2022年第1四半期の純利益が、6億5000万元から9億5000万元(約1億4800万ドル)のレンジになると述べた。前年同期の純利益は2億3740万元だった。

ウォーレン・バフェット

BYDは声明で、「マクロ経済の低迷やパンデミックの悪影響にもかかわらず、新エネルギー車の市場は急成長を維持した」と述べている。今年の第1四半期の新エネルギー車の販売台数は約29万台に達し、前年同期の5万4751台から423%増加したと同社は今月初めに発表していた。BYDの3月の新エネルギー車の販売台数は、10万4878台で、前年同期の2万4218台から、4倍以上増加していた。

深圳に本社を置くBYDは、上海に工場を置く競合のテスラほど、ロックダウンの影響を受けていないという。

アリババの支援を受けるシャオペン(XPeng)や、テンセントの支援を受けるNIO、バイトダンスが出資するLi Autoなどの中国のEVメーカー3社は、いずれも3月と第1四半期の納車台数が大幅に増加したと報告している。

BYDの事業は、競合企業よりも多角的で、携帯電話の部品や太陽光発電パネルも製造している。同社の顧客にはデル、アップル、シャオミ、ファーウェイが含まれる。

バークシャー・ハサウェイは、BYDの発行株式の7.7%にあたる2億2500万株を保有している。

編集=上田 裕資

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