同社は18日の提出書類で、2022年第1四半期の純利益が、6億5000万元から9億5000万元(約1億4800万ドル)のレンジになると述べた。前年同期の純利益は2億3740万元だった。
BYDは声明で、「マクロ経済の低迷やパンデミックの悪影響にもかかわらず、新エネルギー車の市場は急成長を維持した」と述べている。今年の第1四半期の新エネルギー車の販売台数は約29万台に達し、前年同期の5万4751台から423%増加したと同社は今月初めに発表していた。BYDの3月の新エネルギー車の販売台数は、10万4878台で、前年同期の2万4218台から、4倍以上増加していた。
深圳に本社を置くBYDは、上海に工場を置く競合のテスラほど、ロックダウンの影響を受けていないという。
アリババの支援を受けるシャオペン(XPeng)や、テンセントの支援を受けるNIO、バイトダンスが出資するLi Autoなどの中国のEVメーカー3社は、いずれも3月と第1四半期の納車台数が大幅に増加したと報告している。
BYDの事業は、競合企業よりも多角的で、携帯電話の部品や太陽光発電パネルも製造している。同社の顧客にはデル、アップル、シャオミ、ファーウェイが含まれる。
バークシャー・ハサウェイは、BYDの発行株式の7.7%にあたる2億2500万株を保有している。