謝罪はチャンス。青木さやかを「前向き」に変えた8つのルール

青木さやか (撮影=小田駿一)


謝罪はチャンス


今では以前のようにふさぎ込むことは減り、最近は、若い人に対しても「すみません」と難なく頭を下げられるようにもなりました。

若い人から「扱いづらいと思われているかな」と思う瞬間もあります。考えすぎかもしれませんが(笑)。若い頃、自分の物差しで人を扱いづらいと思っていたのは、自分自身かも知れません。

とにかく怒られたら、自分の直すべきポイントがわかるチャンスだと捉えて「すみません。どこを直せばいいですかね?」と聞かせて頂きます。

謝れるのはチャンスだと思っています。謝ることって、相手が自分に怒っている時にしかできない行為なので、実は自分が変わるべきポイントがわかる、すごく貴重な機会だと。それを言い訳して逃してしまうのはもったいない。

ちょっとタイミングを逃すだけで「もう遅い」と聞き入れてもらえなくなったりするので、謝罪できるチャンスがあるときは、すぐに謝ります。もちろん、謝る時は「二度としない」「私は変わる」という覚悟が必要です。軽々しくするものでも、謝ればいいわけでもないですから。でも、自分が大きく変われるチャンスをもらったと思っています。言って頂けるうちが花ですし。

大いに稼ぎたい。世界中の動物を救いたい。旅行もしたい。


母を看送って、病気をして、忙しく40代を過ごしてきたんですけれど、ようやく心身が元気になっていたので、48歳になりますが、いろいろなことに挑戦したいです。私はやっぱりお笑いや演劇エンターテインメントのこの世界が大好きです。

去年は片桐仁さんと即席コンビを組んで「キングオブコント」にも出場しました。結果は準々決勝敗退でしたけど、機会があればいろいろな世界に挑戦したいですね。



昔は、立っている舞台は「戦場」でしたけど、今は違う。「仲間と一緒に何かを作る場所」になりました。40後半にしてようやくそう思えるようになったんです。

自分が人を評価しないようになって、「(人から」評価されているのでは?」という余計な心配はなくなりました。やはり自分のやったことは返ってくるのかも知れないと思っています。

「歳だから」「体力がないから」「子供がいるから」これくらいでいいという言い訳をせず、元気になってとにかく全力で、というのが私の希望です。

私は「人は変われる」と思っています。いや、諦めたら試合終了なので変わるまで頑張ろうと思っています。

それは簡単なことじゃない。大変。努力と腹決めが足りないとすぐ「もういいや」となってしまう自分がいます。でも、簡単じゃないから、努力するから、本当に自分のモノになっていくのだと思うので、とにかく諦めない!もっと楽しい人生を送るために諦めないということですかね。

昔は、仕事も人生も楽しいわけがないと思い込んでいましたから。いや~厄介な考え方です(笑)。

構成=嘉島唯 撮影=小田駿一 編集=松崎美和子

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